タイ

CAの友人の新人時代の話です。
友人の体験談をそのままご紹介します。

スピリチュアルのような引き寄せの法則のようなお話です。

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初めての国・タイ行きの飛行機のお客様

CAを始めてから1年が経とうとしていた時、初めてのタイ行きの飛行機でサービスをすることになりました。初めての国ということもあり、不安でいっぱいでした。

日本語と英語は出来るものの、タイ語は全く分からないということも不安の一員でした。

このフライトでは、自分はもう1人のCAと奥側の列を担当していました。
航空会社によっても違うと思いますが、1つの通路を2人くらいで担当が決められていることが多いです。

この日は、サービスをしていた時にもしみじみと感じたのですが、こちらの列のお客様はみんな素敵な人でした。

お飲物を提供した際や、機内食を提供した際など、常に「ありがとう」「Thankyou」と声をかけてくれます。

機内でのサービス中だけではなく、お客様みんなが飛行機から降りる時に、私たちCAに「ありがとう」あるいは「ごめんね」とも伝えてくれました。

不安な気持ちが一気に吹き飛び、お客様のお声がけに嬉しくなりました。

列によってサービスの難しさが違った!?

その嬉しさを共有したかったので、サービスが終わってから一緒の飛行機に乗っていたCAに「今日のフライトは良かったですよね」と話しかけたのです。

「全てのお客様が礼儀正しくて、気さくに声をかけてくださって、スムーズに進みました。本当に良いフライトでしたね」と…

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ところが、このフライトでは反対側の道路は別の2人の女性CAが担当したのですが、彼女たちは「このフライトは難しかった」と言っていました。

どうやらいくつからのクレームを受けたみたいなのです。
そして不思議なことに、彼女たちの列のお客様は誰も「ありがとう」と言わなかったのだとか。

こちらの列ではそんなことがなかったから、自分は「あれ?おかしいな」と驚きました。
同じフライトでサービスをしていて、担当する列が異なるだけでそのような違いが発生するのだと知りました。

自分の列は本当に全てのお客様が素敵な人ばかりだと感じたからです。
もう1人の同じ列を担当したCAもそう言ってたので、この時の自分が新人だからそう思えた訳ではありませんでした。

ベテランCAの先輩の言葉

この違いについて疑問に思っていると、CA歴が20年と長いベテランCAの先輩がこう教えてくれました。

「人は鏡。あなたが素敵な人だから素敵な人が寄ってくるんだよ。あなたが笑顔で親切だから、お客様も同じ気持ちになるんだよ。いつも笑顔をありがとう」

この時までは「最近のフライトは全く問題が起きないし、スムーズに進むなあ。ラッキー」くらいにしか思っていなかったのですが、まさか自分の行動が良い人を惹きつけていたとは驚きでした。

この時に初めて気づきました。
確かに私はお客様に対して常に笑顔で接し、お客様の立場になって物事考えることを心がけています。

良いクルーには良いお客様が吸い寄せられてくる。
このことを胸にこれからもお客様に誠実に親切に笑顔でサービスをしよう。

これからもCAとして頑張ろうと思えた新人時代のフライトでした。

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