航空業界を受験予定の方は髪型からメイクまで頭を悩ませているのではないでしょうか。
自分の魅力を最大限に引き出すヘアメイクって自分では案外わかりにくいですよね。
私自身、受験生時代は面接の度にああでもない、こうでもないと、オールバックにしてみたり、横に流してみたり、、苦悩したものです。そして新人CAとして入社した後もそれは続きます。
あるアジア系の会社では制服採寸と同じく、髪型も会社から決められ、盛り方もミリ単位で指導されるのだとか。慣れるまでの間は大変かもしれませんが、それくらいパキッと決めてもらえるとありがたいかもしれませんね。
各会社によってそれぞれ規則も異なりますので、今回は私の経験した2社を比較しながらご紹介し、少しでも自身を持てる髪型に近づくお手伝いができれば幸いです。
国内系大手航空会社の例
清潔感と品の良さが第一と考えられ、規則は厳しい方にあたると思います。
ヘアカラーはブラウン系の6番までなら許容範囲とのことでした。
まとめ方はシニヨン、もしくは夜会巻き。
ヘアアクセサリーは一切禁止で、他社ではOKのシニヨンのお団子部分につけるリボンやシュシュも不可でした。
前髪は私の入社当初はオールバックもしくは眉が完全に見えていることが条件の横分けでしたが、そのあたりは緩和されているようです。
とは言え新人のほとんどがオールバックのシニヨン。
実は暗黙のルールがあって、夜会巻きを新人がしていると生意気とみなされることがありました。
今考えると恐ろしい。
受験生の中にはシニヨンがうまく出来ない方もいると思いますが、手先が不器用な私も下手くそなお団子で面接に臨んでいました。
が、入社後きちんとした髪型の造り方も訓練で教えてもらえますので心配ご無用です。
ちなみに現在アラサーの同期たちはお仕事もバリバリ出来るようになり、トップ盛り盛りの夜会巻きを楽しんでいます。
ショートカットの場合は櫛目が通っていて、耳にかけていること。
同期でもショートの子は少数でしたが、きちんと整えられたショートヘアは清潔感に溢れまた快活そうに見えるのでオススメです。
外資系LCCの例
清潔感があって似合っていればOKという比較的緩い方でした。
ヘアカラーも決まりはなく、ブロンドでも黒髪でも不自然でなければ可能。
まとめ方はポニーテール、シニヨン、夜会巻きが基本です。
ヘアアクセサリーはポニーテールに使用するもののみ、黒かブラウンかべっ甲柄の留め具がついたゴムが許容されていました。
前髪も眉にかかっていても、ぱっつんであっても、逆にオールバックでも、問題ありません。
ショートカットはジャケットの襟にかからない長さまでOK。
かかった場合は先に記載したの方法でまとめることとのことでした。
ちなみに現役時代の私は、国内系の名残りを残した黒髪オールバックシニヨンで入社、ラインアウト後1年ほどでブラウンのボブカットへとイメージチェンジ。
案外周囲からの反応が良かったので、そこからはずっとボブを貫き、CAの仕事を退いた今も同じ髪型にしています。
驚いたのが男性の髪型についての記載で、バーコードは禁止というものがありました。
そこは気にしてやっている男性もいるだろうし許してよ、、と思いましたが、不衛生に見えサービスに不向きとのことで不可となっているそうです。
まとめ
上記少しは参考になりそうでしょうか。
入社するエアラインによって随分社風が異なるということを理解してもらえれば、と思います。
日系のあるLCCではピンク等のカラーへの染髪も可能という会社もあるそうです。
入社がゴールではありませんので、長く続けるにはご自身のなりたいCA像によって、したい働き方によって、会社を選択するのも一つの方法ですよ。