実は、国内線の客室乗務員(CA)は、国内線でしょう?と楽な仕事に見られがちなんです。
でも国内線ほ機内サービスで多忙です。
大阪発北海道着という便でさえもやるべきことが多いのです。
ゆえにあまり乗客とかかわりたくないし、乗客のワガママを聞いていられないという心理状態になるのです。
客室乗務員がなるべくならスルーしたいリクエスト
国内線、一般の乗客のリクエストの中で、できたらスルーしたいリクエストがあります。
たとえば、荷物関係、飛行機の揺れによる気分の悪化、待っていればいいサービスの催促というようにです。
荷物関係では、グランドスタッフ(GS)から依頼された荷物であるとか、乗客が棚の上に上げ下ろしして欲しいと頼んでくる手荷物があります。
若年層に見える方からリュックを棚に入れて欲しいと依頼されたときは、一応引き受けるものの、到着後はその場から離れておくこともあるのです。
ドリンクサービスにおいても、待っていればいいのですが、搭乗した途端にリクエストされる乗客もいます。こうしたお客様に説明することもまた時間のロスになるのです。
客室乗務員の仕事内容、機内販売
大阪から北海道までの国内線の便でもやるべき業務は多いです。
飲み物のサービス、機内販売、片付け、など。
特に機内販売においては、会社からも力を入れるようにと言われており、アイスクリームなどの食品、ブランドものまで声をあげて販売促進につとめなければなりません。
売り上げは滅多にありませんので、だからこそ先輩からの叱咤激励が飛んできます。
あまり時間がないからこそ、乗客にわかりやすい声でアピールしなければならないのです。
よく売れる商品はアイスクリームで、ブランドを購入する乗客は少ないですね。
機内販売の声が出たらぜひ買い物をしてみてください。
目的地に到着したら客室乗務員はどこに消えるのか
北海道なり目的地に到着したら、客室乗務員の姿が見当たらないという印象を受けた方もいるでしょう。
数名の乗務員さんは出口付近で挨拶を交わしている姿が見受けられます。
と言ってもわずか2名、3名程度です。
では、他の乗務員さんは何をしているのか?というと片付けに入っているのです。
ゴミの片付けであったり、トイレの掃除であったり、機材の片付けと次の準備に忙しいのです。
搭乗中に会話を交わした乗務員さんと挨拶したいと思っても姿を消した?と思わないように。乗務員さんは次の機材の使用に向けて忙しいのです。
たとえば、大阪発熊本着では1時間のフライトなのでサービスもわずかですが、北海道となれば中途半端にサービスが多いです。
わずか1時間足らずのフライトでも機材の次の利用のために掃除、片付けと乗務員の手がかかります。体が忙しいという状況のために体力のいる仕事なのです。
安全にスムーズに飛行機が飛ぶために乗客ができることは、正しく乗務員さんに頼るように心がけるということだけです。
何が良くて、どんなことがダメなのか?
一般常識の範囲内であれば良いということです。