グランドスタッフの仕事は、一歩外に出ると受けがいいんです。
合コンとか、同窓会などでは世間の受けはいい方でした。
それは仕事の評価ということではなくて、女性としての印象の問題でです。
ですが、実際の業務中では過酷な仕事で異性から見られることはあっても、屈辱的な視線の方が多いわけです。お客様の中には、地上職(GS)にあたり散らす人もいます。
苦情は全てGSに向かってくるのですが、こんなことがありました。
辛いことの一例:お客様に罵られた!
アナウンスでお客様に別の便への振り替えを依頼した時のことです。
遅い便になるので、価格は下げて販売されるのですが、手を上げてくれたお客様が数名いた時、何人かはお断りしないといけなくなります。
そこで、お断りしたお客様から罵られたりしたこともあります。
お客様からの言い分は、それなら数を絞って募集したらいいのにということです。
他にもあらゆる状況でクレームが届いてくるのですが、お客様に一番近い役回りであるので当然のことなのです。スタッフの中にはものを言わせないようなオーラをだしているような子もいましたが、それはそれで得な子でした。
あと、GSの大変さは空港が広いとさらに過酷で、カート集めとかも経験しました。
真面目で気配り目配りができてしまうスタッフほど疲れる仕事です。
楽しいことは…かっこいい異性を見てときめくこと!?
一方で楽しみと言うと、男性から声をかけられるとかほとんどないのですが、かっこいい男性・芸能人を見かけるとやはりテンションは上がっていました。
GSに人気の異性というと好みが似ており、だいたいみんな共感する外見が多いです。
あとはスイーツを食べることが楽しみでした。
しかし、甘いものでストレス解消を行っているので、太りやすくスカートがすぐにきつくなり…
勤務中に、どうしてわたしはここで働いているのかしら?と思ってしまうこともありました。
とくにだらけてしまう時間がありましたね。
平日のお昼あたりは利用者の数もまばらで、意識がだらけてしまったり…
それも必要な時間と思って働いていました。
このだらけてしまう時間は客室乗務員も同じみたいです。
平日の昼、地方空港への往復なんかは空気を運んでいるようなものなので、非常にだらけてしまうようです。
GSだからモテる…ってことはない
ここまで紹介してきて、業界から遠い世界で生きている人からのラブコールはあるものの、業界内ではほとんど相手にされず、地味です。
楽しみは、時々かっこいい異性を見てときめく…目の保養ということで、OLのようにスイーツを食べたりしてストレス解消を狙ったりして働いていました。
あとは、平日の昼は暇な時間で、退屈を覚えることもありました。
グランドスタッフと言っても、パイロットにも相手にされないし、パイロットと結婚していく女性はわりと少ないです。
やめていく人も多いので職場恋愛も少なかったです。
とくに夢のない経験談でしたが、ただ勤務しているだけではおなじような能力・外見の女性ならたくさんいるわけですので、もてたりすることもありません。
自分次第で掴むしかないのでしょう。