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空港の新規開港準備グランドスタッフ体験談【3】仲間に助けられた手順書作成

  • 2020.1.14
ノート

「空港の新規開港準備グランドスタッフ体験談」の第3弾です。

前回お伝えしてきました開港で一番苦労した手順書作成について、今回は手順書が完成に至るまでの経緯と気づいたこと、そして感謝を綴っていきたいと思います。

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1人で抱え込んでしまった手順書作成

グランドスタッフの業務が円滑に行われるように、どの空港にも標準作業手順書を配備しなければなりません。

そのため、開港前までに手順を確立させて手順書を整備していきますが、手順書を作成した経験者が私1人しかおりませんでしたので、開港に向けて1人で作成を進めていました。

しかし、1人での作成では勤務時間の制約や出張などによって手がつけられない時期があり、国土交通省航空局による大事な監査前までに完成させなければならない手順書が途中で思うように進まなくなってしまいました。

監査の日まで刻々と迫っている中、気持ちだけが焦り、どうしたらよいものか悩んでいました。

部下からの連絡でおまかせしてみたら…

そんな時、行動の起こせる部下から連絡をいただきました。

「手順書の進捗はどうですか?時間のある時に空港内でポジションごとの仕事の進め方などを確認しておきたい」そのような内容の連絡でした。

就航を見据えたシミュレーションも進めなければならない中、手順書の整備は急務であり、さらに気持ちが焦ってしまいました。

とりあえず、完成している部分の手順書だけを見てもらい、部下にすり合わせを指示。
進まない部分の手順書を並行してどうするか考えていました。

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そんな中、数日後に手順書の空白部分を気にしていた部下より、「ここの部分は空港の施設のことなので、自分たちで確認させてください」との連絡。

実は、進んでいなかった部分は空港施設の特性にかかるところばかりでした。
お任せするのは気が引けましたが、ここはお願いするべきだと判断して、空白部分は部下に全てをお任せすることにしました。

私が不在している期間が長かったため、出張先で部下と毎日連絡をとりながらコツコツと手順書を作成し、全く進まなかったことがどんどん進んでいくことに…

また、データのレイアウトが得意な部下がおり、色々とアドバイスをいただけたことも大変助かりました。

もう少し早く部下にお願いするべきだったと反省する思いでした。

開港前までには調整が完了!

皆の協力もあり、監査の1週間前には約9割程度が完成!

あとは、保安検査会社や空港ビル会社、航空局など、日々のオペレーションの中で協力が必要不可欠なセクションとの調整を残すのみとなりましたが、他のセクションとの調整は相手とのスケジュール調整の関係で、監査までには間に合わず、調整中となりました。

しかし開港前までには調整が完了し、部下とのすり合わせもギリギリ就航前までに間に合わせることができました。

私はこれまでに何度か空港の立ち上げに携わってきた経験から、手順書の作成の経験がないだけで、お任せすることはできないと最初から決めてしまいましたが、そのことは間違っていることに気が付くことができました。

一緒に働く仲間を信じて一丸となっていくことの大切さを分かっているようで分かっていなかったことが明らかになりました。

仲間を信じることは、私にとってのちに大きな財産となり、今でもその経験が役立っています。

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