国際線で働いていた私の友人のエピソードです。
日本航空に勤務していた彼女は、肉体労働にもかかわらず、ずっと真面目に働いていました。そんな彼女たちへのご褒美が、豪華なホテルやエステサロンだったそうで・・・
国際線のフライトは肉体労働
国際線のフライトは長時間勤務ということもあり、肉体的にも激務として知られています。
彼女が肉体労働であると知りながらも勤務する理由は、華やかに見える世界に憧れているわけではなく、語学力を生かせる仕事だから続けている、それだけという人です。
母親が客室乗務員として働いていたから、子供の頃から親しみがあったとか、母親に就職を進められたというケースです。
団塊の世代ではその場合、現代のようなスクールで学ぶ必要もなくスムーズに入社できた時代でした。
肉体労働がどれほど凄まじいかということも知らずに入社して、数十年勤務できた理由は仕事の考え方に他なりません。
動機が真面目なので、語学力を生かして働くことが最優先なのです。もう使命感のようなものです。
肉体労働で疲労している身体にエステサロン
メンタル的にも何が起きても動じない肝が座っています。
とは言っても女性、ステイタスにしていなければご褒美がなくては意気消沈して数十年も継続できません。
日本航空の国際線の客室乗務員は、各国華やかなホテルに宿泊させてもらえたそうです。よく国際線の客室乗務員さんたちが、海外のエステサロン御用達と言われているのは、単にステイタスで通うわけではなく、肉体労働で疲労しているからに他ならないのです。
職場から退くタイミング
彼女たちが職場から退くタイミングは結婚、出産という機会に恵まれた時です。
また、リストラの対象にあった時でもあります。
彼女たちを見ていて思うことは、とにかく真面目、そして単純な思考をしているということです。あまり余計なことを考えたりせずに、教えられたことをきちんとこなしているということです。
ただ、何事にも動じない肝が座ったところは現在の客室乗務員さんよりは上なのかと思います。
昔は低身長で細身でも一定の語学力があれば、大抵は客室乗務員になれたのです。なぜかというと、日本航空として客室乗務員が必要だったからです。国の政策として求人の需要が多かったと言えます。
そんな彼女たちも若い社員の労働力にはかないません。
リストラの時が来れば 辞めざるえないのです。
中にはこの人が昔は客室乗務員だったんだ。。というような人もいれば、確かに客室乗務員の適性があるというような香りのする人までいます。
最近の客室乗務員さんは、若いうちに人生に箔がつく程度で退職していくのが主流であるようですが、昔はホテルも豪華で働けるだけ働こうという意識で就職していたので勤務態度にも大きな差があります。