中小エアラインの実態。入社後大手と違いを感じたエピソード

CA(客室乗務員)として働いていた友人のエピソードです。
もともと大卒で銀行に就職した友人は、途中入社という形でエアライン業界に再就職しました。

大手エアライン各種は諦めて、成長株のエ子会社の試験を受けて入社しましたが、なんとも大手との境遇の差が激しくて惨めになる時もあるそうです。

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大手とは違う悔しさ

入社前から、歴史や制服の差、強いてはお給料や福利厚生の差があるのは容認済みでしたが、経費削減の中心エアラインでは掃除も乗務員の担当ということですから、大手と違う悔しさがあるそうです。

ここだけの話では訓練の厳しさでも大手が上であるとか、決して甘い思いをしたいわけではないのに、客室乗務員の立ち位置が低くて情けないという心境と言います。

さらに体力勝負の客室乗務員の仕事は若さが命のようで、やはり若年層がもてはやされるとか。せっかく中途採用で受けても数年で退職に追い込まれたと言いますから、企業に自分のキャリアを預けることは、大手・中小関係なくあり得る話だということです。

夢に描いた大和撫子とは程遠い!?

友人が退職に至った理由は制服でした。
メデイアで取り上げられた通りに、派手なカラーのミニスカート。会社は収益を見込んでの策でしょうが、真面目な客室乗務員は憤慨気味です。

こうして数年で退職に追い込まれた友は今は、実家で塾の講師として働いています。華やかな職種の見えて、花のある時期なんて少しばかりなのだと言っていました。

最も、中小エアラインは飛行時間が他に比較しても短いので、ブーメランのように数時間で行ったり来たり。距離の感覚が麻痺するそうです。

日本国内の飛行時間は少なく、1時間、2時間で当着するのですから、とにかく機内ではせわしい。夢に描いた大和撫子とは程遠いそうです。

重労働なのは同じだけど

一番驚いたことはお腹が空かなくても、食事をとらなければいけないこと。もしもトラブルが起きたら。。という事態に備えて決められた時間に食事を取ることのようです。

さらに、食事はみんなが別のものを食べるそうです。これは大手エアラインも同じでしょうが・・・
もしも食中毒を起こしたら、それこそ全滅しないようにという理由からです。
空の上では常にもしも。。という状況を設定しているのです。

客室乗務員も労務条件に従って働いたり休憩したりしています。
CAは重労働な仕事だというのは同じですが、大手と中小エアラインでは格差が多少はあるようです。大手エアラインが重労働の代わりの福利厚生に恵まれているのに対し、中小エアラインは全てがほどほどという環境といいます。

結局入社しやすい分、退社も早かった友人でした。

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