お仕事紹介:GS国際線ラウンジ担当~ラウンジの内部とエピソード~

当時日系航空会社のGSで国際線ラウンジ担当で、その日勤務するラウンジの責任者(インチャージ)をしていました。

ラウンジって入らない(入れない)方にとっては未知の世界ですよね。
そんなラウンジの内部とエピソードを少しご紹介します。

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ラウンジとは?

ラウンジとは、ビジネスクラスやファーストクラスを利用されるお客様・多頻度旅客会員のお客様・VIPのお客様が出発までの時間を過ごして頂くためのものです。

ソフトドリンクやお酒、軽食類を召し上がって頂けたり、マッサージやシャワールームでリラックスリフレッシュして頂けます。
各国の新聞や雑誌類も用意してあり、外国人のお客様も多数いらっしゃいました。

いらっしゃるお客様は過ごし方も慣れているので、中にはお仕事をされたり、お昼寝されてる方もいらっしゃいました。
VIPのお客様対応にはとても緊張しましたが、穏やかな方が多かったです。

お客様からよくされる質問

お客様からよくされる質問って何だと思いますか?
搭乗口の場所や搭乗時間、お店の場所、飛行機の機材、などなど様々ですが…

答えは・・・

「いま何時?」です!
意外ではありませんか?

国際線ということから、外国の方はもちろん日本の方も各国を飛び回っているお客様が多く、行った国の時間に腕時計を合わせたままといった場合が多いんです。

そのため、日本の時間はいま何時なのかという質問が圧倒的に多かったです。

お客様からのおもしろ質問エピソード

ある日いらしたお客様から「明太子」を購入できるお店はないかとのご質問がありました。

空港内、しかも出国手続き後に明太子…
買えると思いますか?実は買えるんです!

チェックインカウンターは時間との闘いで忙しく、お客様がなかなかできない状況です。
そこでラウンジではこういった様々な質問を受けます。
そしてそれにすぐお答え出来るように、先輩方の経験を元に手段やツールを用意しています。

この明太子の質問には、スタッフが作った”空港内このお店にはこれが売ってるオリジナルマップ”があったおかげですぐにお答え出来ました。

どんな質問にもお答えできるよう、スタッフ間で情報共有しています。

お国柄?遅延・欠航で怒らない人

雪のため飛行機が遅延、欠航など度々ありましたが、そのことをお客様にお伝えするのは緊張します。
やはりご立腹される方もいらっしゃいますから。

しかし、この国の方には一度も怒られませんでした。
カナダ国籍の方々です。

遅延や欠航をお伝えしても「わかったわ~♪」といつものことのようにお返事してくださいました。雪が身近なものだからなのか、たまたまなのか、お国柄なのかなと思ったものです。

仕事をしていてよかったこと

各国の方と接することが出来たのはこれ以上ない経験です。
英語もままならないまま就職してしまいましたが、拙い英語でも一生懸命伝えようとすれば伝わりました。

日本人って間違えることを恥ずかしがってしまいますが、外国の方は受け止めて下さる方がほとんどでした。

また、普段はズボラな性格で言葉遣いも決して良くはないのですが、TPOに合わせた言葉遣いがさっと出来るのも、この仕事のお陰だと思います。

今は仕事を辞めてずいぶん経ちますが、この仕事はわたしの人生の中で1番成長させてくれたと思います。
もしラウンジに入れる機会があったら、ぜひくつろいで過ごして頂きたいです。

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