レストラン

この記事では、グランドスタッフがどのように休憩時間を過ごしているのか、実体験をご紹介します。

空港で働くグランドスタッフは、シフト勤務の関係上、皆と纏まって休憩時間を過ごすことができません。

たいてい1人で休憩に入ることが多いのですが、たまたま同じ時間帯に休憩をとっているスタッフと休憩室などで対面することはあります。

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GSの一般的な休憩時間の過ごし方

休憩室で顔見知りのスタッフと一緒になった場合は、そこで世間話をしながらご飯を食べることがごく一般的な過ごし方で、どこの企業でも普通の光景ではないかと思います。

しかし、誰も休憩室にいない場合や、折角の休憩なので1人で過ごしたいスタッフは、1人で空港内のレストランで外食をしたり、社員食堂でご飯を食べたり、喫煙室にこもっていたり、空港の外でランニングをしていたりと、人それぞれの過ごし方を垣間見ることができます。

基本的に休憩は1時間。
自分のポジションから離れる時から休憩がスタートし、元の位置に戻るのが1時間後となるため、実質の休憩は1時間ありません。

そんな短時間で充実した休憩を過ごすためにも遠くへ足を運ぶことは避けたいのですが、案外遠くへ足を運びたくなるものです。

特に入社したては、空港内を散策したくてしょうがない時期でもあり、空港内を歩き回って休憩を済ませるスタッフもいます。また、一日中建物内にいるので外の空気を吸いたくなり、展望デッキへ足を運び、そこで食事をとる方も。

意外かもしれませんが、女性グランドスタッフのヘビースモーカーの姿を見かけることがあります。
職業柄ストレスが溜まるので、これも一つのストレス発散方法です。

変わった過ごし方をしていた先輩

私の先輩ですが、ちょっと変わった休憩の過ごし方として為替レートの電光掲示板をずーっと見ている方がいました。しかも毎日のように休憩のたびに電光掲示板の前に立ってにらめっこしているのです。

その先輩はいつもシルバーのアタッシュケースを片手に持ち、忙しそうに歩いてその場所まで向かうのです。仕事中ではあまりお見かけしない姿なので、最初は何事かと思いましたが、見慣れると、いつしか普通の光景になってしまうので不思議なものです。

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私はその姿を3年間見続けました。
株に夢中なのはわかるのですが、しっかり体を休めることも大事ではないかと心の中で思いながらも、口にすることはできませんでした。
なんせ先輩なので。

先輩におごってもらおうと厚かましかった思い出

ところで私の場合ですが、社員食堂に向かっては先輩を捕まえてよいしょし、何とかおごってもらえないかなというようなオーラを出しながら厚かましくおごってもらったり、時にはオーラむなしく自腹で食事をとったりと、そのような休憩の過ごし方をしていました。

おごってもらえない時は、「ケチな先輩だな」と身勝手に思い、おごってもらった時には心の中でガッツポーズしていました。

今思えば恥ずかしいことをしていたと反省するばかりですが、稼ぎの少ない若かりし頃は、何故か人生を真剣に考えていたもので、老後のことばかりを心配して、お金を少しずつ残していきたいとそのことばかりを考えていました。

それから、早朝勤務のときはとにかく眠たいので、睡眠第一で休憩中に1秒でも早く仮眠をとっていましたね。時には寝付いてしまい休憩時間を30分程度オーバーしてしまうことも。グランドスタッフ経験者であれば誰しもが一度は経験があることではないでしょうか?

私以外にも寝付いて気が付いたときに真っ青な顔して慌てて持ち場へ向かう先輩を何人も見てきました。
誰も起こさないこともどうかと思いますが。今思うと不思議です。

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