グランドスタッフに採用後、受ける訓練についてです。
CAやGSが受ける訓練は厳しいものですが、自分がこれから航空業界のスタッフとして自信をもって働くためには大変重要な訓練です。
地方空港で訓練を受ける場合
私の場合は地方空港に採用されました。
地方空港の場合は状況により、実際に働く空港で全ての訓練を受けるか、主要空港で1ヶ月程度訓練を受けるかどちらかとなります。
採用後、訓練開始までには、空港等を表す3レターや、業界専門用語の資料を覚えるよう指示があり、初日の訓練でもう試験があります。訓練では、毎日テストを受け、インストラクターがマナーや行動、専門知識や機器操作、お客様対応の基礎やシュミレーションを行います。
また、アンチョコ(画面操作方法や運賃条件等、自分が見てすぐに分かるようにまとめたもの)を作成し日々訓練を受ける為、帰宅後就寝まで休む間もありません。
約1ヶ月のOJTデビュー
筆記や様々なシュミレーションの試験にクリアすると、次はOJTデビュー(インストラクターについてもらい実際にお客様対応を行う事)となります。
OJTは約1ヶ月あり、実際のシフトに入り1人で行動する為の訓練です。
カウンター、到着、搭乗業務等を経験し、不明点は明確になるまでインストラクターに確認し、次に繋げる毎日です。
どんな業界でも仕事を覚えるまでは同じ経験をするでしょうが、毎日の積み重ねが大切なのだと思います。
やりたかった仕事を実際に行う嬉しさと緊張はすごいです。
必死という言葉はこのためにあるのかというぐらい必死になりますね。
自信をもって働くために必要な訓練
約2ヶ月間インストラクターは厳しく指導を行い、時には硬い表情で訓練生に接します。
それは、実際のお客様は1人1人異なり、どのようなお客様に対しても落ち着いて対応する事が大切であり、その為の練習なのです。
当たり前ですが高い金額を払い航空会社を利用するだけ、お客様は十分な接客を求められます。接客のプロ意識を持つ為の訓練は本当に大変ですが、自分が自信を持って働く第一歩です。