飛行機

私たちが新人の頃はまだ、新人に対して優しいと言うか、甘いところがありました。できなくても先輩方がフォローしてくれるという時代でしたから、たいした責任なんて感じていませんでした。

とくにグランドスタッフは地上に仲間が働いているし、上司も捕まるということでいくらでも甘やかされていました。

ところが最近は違うようです。
仕事を継続している友人から聞く愚痴によりますと…

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外国人利用客が多くなって大変な時代

近年、外国人の利用が増え、その分空港内でのトラブルも多くてしんどいそうです。
新入社員であれば、過去を知らないということでこんなもんかと思える状況も、承服できないことも多いみたいです。

たとえば、アジア系のお客様でも、見た目がどこの国だか判断がつきにくくて、語学力に困ることもあるとか、急に声を荒げて捲したてるお客様の対応も嫌だとか。
中国人は、買い物のお土産を手持ちで乗ろうとしたり、これは大きすぎて持ち込めません。と言い切るのも疲れるそうです。

そんな時は若いスタッフの方が外国人に慣れており、効果的なんだとか。
ダメなものはダメですと言い切ることができるそうです。
帰国子女なんてとくに、空気を読まないで独立独歩なので使いやすいそうです。

そのため、韓国・中国・アジア系だけど不明というお客様の場合は出来るだけ若い子に任せるそうです。でも最終的に説得に入るのは上のものなので、大変な時代だと言います。

管理職も大変!

外国人だからマナーが悪いということでもないそうですが、やはり声が大きいとか色々あるそうです。
そんな状況だと、若いスタッフが駆け回ってホウレンソウに来ても、つい軽くあしらってしまうそうです。そのあと、いけないと思い直して正しい言葉で、対応するそうですが。

私には、現役で働いている友人のその話が良くわかります。

出世をしてしまうと大変!!
男社会ですから上のものが対応するまでもないという、どうでもいいことも出てきますし、そんなこと若い子で解決してよ!と思うようなことも増えるのです。

外国人が増えると、教育係りもそれなりに厳しく教育を徹底する必要が出てきて、管理職も大変なのです。年功序列で管理職になっても、若い子に任せても同じような能力なら自分はなんなのかと考えてしまうみたいですから。

大変だからこそ!?退職理由で多いのは結婚退職

退職理由で一番多い理由が結婚退職です。
結婚退職でやめていくか、再び戻ってくるかのどちらかです。
私も結婚退職を選びましたが、退職しないなら出世を選ぶかです。

頑張って継続しても体力面で無理がきたり、よほど強い信念を抱いて働かないと継続は難しく、リストラにあうまで働くしかありません。

グランドスタッフは体力仕事なので、体を壊してやめていく方もいます。

いずれにしても、ある年齢になると身の振り方を考える必要があります。
大手航空会社の花形で働いたという箔をつけて結婚退職をするつもりで、適当に体を壊さないように働いている人もいます。

それはそれで社会で身を守る術としては、普通のことなのです。
見習って、適齢期で結婚退職しても問題はありません。

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