私は以前日系航空会社でCAとして働いていました。
機内で何かあった時に対応するのはCAです。
そのため、知識不足や経験不足で困ってしまうこともあります。そんな時は、もっと勉強しておけば良かったと思うものです。
今回は、実際に私が働いているときに感じた、あると便利な知識や資格についてご紹介します。CAになりたいという方の参考になると嬉しいです。
語学(英語・中国語・韓国語)
語学力は本当に必要性を実感しました。
外資系とは違い、日系航空会社ではある程度のTOEIC点数(600点ほど)さえあれば入社は可能です。実際私も入社試験の時点で650点ほどでしたが特に何も言及されませんでした。
しかし仕事を始めてみると、自分の英語力の乏しさを実感することに。
近頃は国際線だけでなく国内線にも海外の方が多く搭乗されます。
何事もない通常のフライトではそれほど困るシーンはないのですが、問題はなにかイレギュラーが起こったときです。
大幅な遅延や出発地に引き返すなどの事態が起こったときに、そのことを伝えるのは機内でCAしかいません。ご理解頂けないと後々トラブルになってしまうこともあるので、理由など詳細をお伝えしたいのですが、そのときに英語力がもっとあれば、と思うことがありました。
そのため、TOEICなどの試験の点数を上げるというよりは、実際の会話がうまくできるようになると仕事をする際にとても役立ちます。
英語以外にも、中国語や韓国語を話せる人もとても重宝されますので、ぜひ会話力UPを目標に頑張ってください。
救急看護の知識(救急法や幼児安全法)
飛行機のなかで体調不良を訴えられる方、非常に多いです。
入社後の訓練でも多少の知識は学べますが、実際はそれだけでは対処できないことも。
日本赤十字社で救急法や幼児安全法などの講習も行われているので、時間のあるときに受講し、知識を得ていると、なにか起こった際に役に立つこと間違いなしです。
お酒の知識や観光スポットやグルメ情報の知識
あるとお客様との会話が弾みます。機内では数種類のビールやワイン、日本酒などが提供されます(会社や路線によっては一部クラスのみという場合も)。
例えば日本酒をリクエストされたとき、何種類か特徴などご紹介できると喜ばれます。普段お酒を飲まないけれど、仕事のときに役立つからと勉強されている方が結構多かったです。
ほかにも就航地のおすすめ観光スポットや美味しいレストランなど知っていると、お客様との会話のきっかけにもなります。
実際にお客様から美味しいお店はないかと聞かれ、いくつかレストランをご紹介したところ、後日お客様から会社にお礼のお手紙を頂いたこともありました。
機内での時間は限られているので、お客様との会話が弾むようなネタがあると便利かもしれません。