地上職(GS)勤務時代の話です。
周囲の仲間には色々なスタッフがいて面白いのですが、採用基準で見抜くことができない、各個人の性格が勤務中は出てくるんです。
この記事では、実際に私自身が体験したことから、地上職(GS)に適正のある人・ない人についてまとめてみます。
考えてから行動する人と考えながら行動する人
具体的に例をあげると、ある子は頭で考えてから理解できることだけ行動に移し、また別の子は考えながら走るというやり方を取るんです。
どちらがいいかと言うと結果から言うと、両方同じです。
ですが、考えて理解できるなら行動するというスタッフの方が安全、安心という状況が多いです。
後者の場合、結果的に持ち主が見つかったけれども、それは運だったねと言わざるところが大きいです。でも、緊急のときは仕事ができるので重宝するという場合もありました。
話しやすいのも、後者の走りながら考えるタイプです。
とりあえず結果は置いといて解決に向けて走るという部下は、使いやすいのですが何度もおなじミスを行う人もいて、うんざりすることもありました。
本人は、自分のミスについて把握していないので、教えてあげたりする必要もあるのですが、もうこれ以上はという範囲のことはやはり、センスなんです。
地上職(GS)に向いているのはこんな人
採用担当者も考えないような個性を持つスタッフ数人で、ミーティングランチのような会を開くことがありました。空港内のフードコートを使ってみんなで食事しながらお話するだけですが…
リーダーシップを取る先輩とその他全員というメンバーで、話しているのはリーダーくらいでした。
こういう時は、一人だけ強調性がないと時間を共有できないので、自分は1スタッフである・集団行動を重んじるというように心がけておく必要があります。
自分が自分がというのではなく、参加している・勉強させてもらっているという認識が重要です。
おとなしいけど芯がある人、自分の頭で考える力のある人、自分は集団の一部であるという我を抑えられるような人、周りのことを考えられる人が地上職(GS)に向いているのです。
割り切って働く人も向いています。
情熱を持つのはいいことですが、周囲の仕事ぶりを指摘するようにまでなる必要はないんです。
後輩にも面倒な子がいて、周囲のスタッフのことを気にするというよりも、誹謗中傷する子がいてトラブルメーカーでした。
そこは、若くても精神的にしっかりして大人であるかどうかが、向き不向きにつながります。
あまり抜き出たものを持っている必要もないんです。
地上職(GS)で使えないのはこんな人
やはり使えない子は、辞めていきますね。
客室乗務員よりも地上職の方が厳しくて、同僚にもやめていく子が多かったです。
わたしの同期は、えー、そんなの知りませんというノーを言う子でした。
でも地上職(GS)ではそれでは使い物にならないので、イエスマンであることが前提です。
出来ます、勉強しています!というスタンスが大事だと学んだんです。
それに、そういう心構えやスタンスはもう暗黙のルールみたいになっているのです。
地上職は客室乗務員よりも別の適正を求められ、厳しいというエピソードでした。スタッフにも個性があるのでへんな子もいたりします。