ノート

新型コロナウイルスの感染拡大は収束することがなく、航空業界で働くことを夢見る就活生にとっても不安に思ったり辛い日々が続いているはずです。

他業界に就職してキャリアを積み上げておこうと考えている方も、新卒採用がいつ再開するのか?などの就活事情が気になる学生さんも、将来の夢のために今できる準備をしていきましょう。

今回は、元GSの方のスキルアップ事情体験談をご紹介します。

どんなことを勉強していたのか、実際に働く時のために体力をつけておこうか…など、参考になる部分があると思います。

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英語重視で勉強していた学生時代

英語

飛行機が好きで、空港で働く人は華やかで魅力的で、小さい頃からグランドスタッフになるのが夢でした。
そして、航空系の専門学校を卒業し、憧れのグランドスタッフとして働くことに。

学生時代は英語重視で勉強していました。

私はTOEIC500点程度の英語力で、ペラペラ話せるかと言ったら全く話せませんし、リスニング力もなく、英語に関しては不安だらけでした。

航空系の学校だったため、ある程度の航空用語も勉強しました。
各空港のスリーレター(羽田ならHND)やフォネティックコード(アルファベットを表現するために使用する単語)など、暗記の毎日でした。

入社してからも勉強するので、事前に覚えていなくても全く問題ないのですが、学生時代に覚えておいて正解でした。
何せ入社後はこの他に覚える用語がたくさんあります。覚えた甲斐あって、入社時は周りのみんなより余裕があったと思います。

入社後はあんちょこノート作りに励む

入社後は何年経っても毎日が勉強です。

航空用語、運賃ルール、システム操作、各機材の特性、ハンディキャップのあるお客様対応の仕方、アナウンス等、本当覚えることは沢山です。

初めのうちは、お釣りを間違えたり、システム操作をミスしたり、ミスばかりで落ち込んだり。

でも長年の夢であった場所で働けているという充実感のマジックですね!
私はそこまで辛かったという記憶はなかったです。

もちろん挫折して一年たらずで辞めてしまう子も少なくないです。

働いて1.2年は休みのたびに、カフェで『あんちょこ』と呼ばれるノート作りに励んでいました。

こんな時どうするんだっけ?という事が本当に多々あります。

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例えば機内に持ち込めたり持ち込めなかったりする危険物や生き物のあれこれ。
スズムシを持ってきたりウーパールーパーを持ってきたり。

お客様は本当にさまざまなものを持ってくるので驚くとともに、これ持ち込めるっけ?と緊張感が走ります。

はっきり言って、持ち込めるもの持ち込めないもの全ては暗記していません(笑)
覚えられません。

そんな時に、『あんちょこノート』の登場でささっと解決します。

ノートに書いておらず、ささっと解決できない問題も多々…
お客様に『いつまで待たせるんだ』とお叱りを受けることもしばしば。

そんなことがないように、日々勉強しスキルアップが求められます。

経験年数が上がるほど、分かっていて当たり前!になるので、尚更勉強が必要です。

退職するまで毎日が勉強

空港

近年は外国籍の方も多くいらっしゃいます。
英語が不安だった私でも、中学生レベルの英語を駆使して大抵の事は対応できていました。

むしろ学生時代よりも確実に話せるようになっていたと思います。
いまや中学生英語で海外旅行も怖くない!って感じまでに成長しました。

時には英語すら通じない何処かのお国のお客様もいらっしゃいます。
そんな時は身振り手振りでどうにかなるものです!

でもやっぱりどんな国のお客様にも快適で安心して出発してもらいたいと思い、せめて英語だけでも流暢に話せたらなーと、洋楽を聞いたり洋画を見たり、英語学習アプリでコツコツと小さなことですがスキルアップを心がけていました。

私は結婚を機に退職しましたが、退職するまで毎日が勉強でした。
同じ1日はありません。

遅延、欠航、クレーム対応など、臨機応変な対応や判断力が求められます。

体力的にもきつかったり、想像を超えるストレスもありますが、飛行機が好き、空港が好き、旅行が好き、というモチベーションがあれば勉強も苦ではありませんでした。

なんと言っても、無料で飛行機に乗れるのですから!
旅行好きにはたまらない最大のご褒美です!

これがあるから勉強頑張ろう!スキルアップしよう!って励んでいました。

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