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危険物の持ち込み可否で大クレーム!困ったお客様に唖然…(GS体験談)

  • 2020.8.30
空港

飛行機を利用する際に、身の回りの危険物って意識していますか?
大半の方は意識していないのではないでしょうか?

自分では危険物と思っていないものでも危険物に該当することが多々あります。

例えばリチウムイオン電池。
今や携帯電話やパソコンなど、主流となっているバッテリーですが、こちらは危険物に該当し、輸送できる制限が設けられています。

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「肥料のサンプル」持参でトラブル発生!

このように、普段何気なく使っているものが空港で危険物となり輸送できないことは日常茶飯事発生しております。私が経験した中でも危険物を巡って大クレームを受けたことがあります。

ある日チェックインカウンターで通常通りチェックインを行っていたところ、荷物を預けるお客様が、検査器に受託手荷物を通しました。すると、危険物に該当するであろうものが入っており、その場で荷物を開披して検査することになりました。

そこでお客様は抵抗!
「何でこの荷物を開けるんだ」と言いながらも渋々検査に了承し、中身を確認しました。

出てきたものは、試験管のようなものの中に入っている石のようなものでした。

お客様に中身が何であるか口頭で確認すると「肥料のサンプル」であることが分かりました。

厄介なことにそのサンプルは製品化されているものではなかったため、危険物に該当しないことを確認するため、肥料の成分表の提示をお客様に求めました。
すると激怒され、「そんなものはない。どうしてダメなんだ」の一点張り。

安全性が確認できない限りそのサンプルを輸送することはできないことを伝えるものの、成分表の提示がないまま2時間が過ぎました。

お客様は怒り心頭で損害賠償を訴えかけて…

当然お客様が予約していた便は出発しており、お客様も足止めに…
お客様の会社に成分表の確認を求めたものの、一部の成分表しか提示がなく全てを確認することができないまま夕方に。

本来であればお客様ご自身で安全性の証明をすることが筋なのですが、航空会社に任せっきりで困ったものです。挙句の果てに怒り心頭になり、その日仕事ができなくなった損害賠償について訴えかけてきました。

怒り心頭になる前に自分で調べたらどうなんだと思いながらも、こちら側での確認作業が続きました。

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そして、全ての調べがついたのはその日の夜です。

結果、5種類の肥料のサンプルのうち2つは毒性がある可能性が高く、輸送不可。
その他は輸送可能なものと判断。

その旨をお客様に伝えるも納得されず…
仕舞には大声を出して威嚇し始めたため、警察沙汰になりました。

深夜まで揉めて警察が介入!

警察

全く理解できないお客様で、こちらもそこまで結果に拒否するのであるならば、とことんやってやろうという気持ちになりますよね。

空港では話が進まないため、警察の方のご配慮によって警察署で事情聴取をおこなうことになりました。

もうすでに時間は深夜です。
結局、警察の方がお客様をなだめる感じで、終了しました。

その方は、出直して別の空港から後日移動するとのことでした。
恐らく別の空港から出発すれば問題なく肥料のサンプルが持ち込めるかも知れないと思ったのでしょう。

とにかく危険物で深夜まで揉めたことはこの時が最初で最後。
社内でも話題となった一件でした。

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