転職

グランドスタッフ(GS)というとあこがれの職業というイメージがあり、みんなやりがいを感じて仕事が大好きというイメージがあるでしょう。

しかし、実際はそうではなく、不満が多い職場でもあります。
そのため、常に離職者が絶えません。

今回はグランドスタッフの離職率やその理由、転職事情について紹介します。

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離職者が多い時期

まず結論からいうと、入社3年以内の同期の4人に1人はやめています。
離職のタイミングで一番多いのは入社3か月以内のトレーニング期間でしょう。

入社後の訓練や厳しいトレーナーとのOJTに耐えられずにやめていく新入社員は多くいました。
この場合上司はまず休職を進めるので、1か月ほど休む人もいましたが、ほとんどの場合そのままやめていきました。

そのため、入社式であった以来顔を合わせることがなかった同期がたくさんいます。

次に入社して1年たった時も、離職者が多い時期です。
1年という区切りのタイミングでやめる人が多く、この時期になると誰が退職するのかという話題で職場は持ちきりでした。

離職理由は給料の安さ

給料

多くのグランドスタッフがやめていく一番の理由はその給料の安さです。
大卒であっても手取りは月に14万ほどで、一人暮らしをしているとほとんど貯金をすることができません。

また、昇給もわずかです。大学時代の他の友達に比べて格段に給料が低いので、これに不満を持ってやめていく人が一番多かったです。

グランドスタッフは体力仕事で身体が持たない、とよく言われますが、私の周りにはこれが理由で辞めていく人はいませんでした。

それぞれ健康管理はしっかり行っていたので、不規則なシフトであることを理由に体調を崩す人はいなかったです。しかし、羽田空港など24時間勤務となる場合は、体調を壊す人も多いのかもしれません。

とにかく強調したいことは、グランドスタッフが退職する理由は「給料」だということです。

グランドスタッフは人気の職種であるため、求人を出せば多くの人が募集をします。
そのため、会社は「使い捨て」をしているような感じで、一切給料を上げる気はありませんでした。
私もこのような状況にばかばかしさを感じて、退職を決意しました。

転職は決まりやすい

次に転職についてですが、私は大手航空会社に勤めていたことから非常に簡単でした。
同期も同じことを言っていしまたが、企業にネームバリューがあったため、エントリーシートで落とされることはまずありませんでした。

基本的に1社・2社程度を受けるのみで、転職先が決まることがほとんどです。

同期の転職先で多かったのは、不動産や大学、クレジットカード会社などがいました。
やはり転職先でも人と交わず職場が多かった印象です。

このようにグランドスタッフは人気の職種ですが、実際には不満を持っている人が多く、退職者は跡を絶ちません。

グランドスタッフになりたいという気持ちはわかりますが、本当に長い期間続けたい仕事なのか、という観点から見ると、グランドスタッフのイメージが変わるかもしれません。

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