CA・GS

海外へ行くたびに客室乗務員(CA)に惹かれ、私自身も大手航空会社で憧れの客室乗務員として働くことになりました。ところが、華やかで充実した日々を過ごしていたある日、突然LCCへの出向の話が!!

不安と不満を抱えて出向したものの、実際に働きだすと意外なことばかりでした。
この記事では、LCCに出向して良かったことについてまとめます。

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憧れのCA(客室乗務員)に!

私は大学生の頃から海外に興味があり、留学や旅行などで計20か国へ行きました。
客室乗務員を目指すようになったのは、海外へ行く度、飛行機内の客室乗務員の美しさに惹かれるようになったからです。

歩き方や表情、立ち振る舞いなど、内面・外見ともに美しく、私もそういった女性になりたいと思うようになりました。

そして就職活動を経て、大手航空会社の客室乗務員の内定をとることができました。

入社して研修を受け、実際に客室乗務員として働いていくなかで、良い意味でも悪い意味でもギャップはありませんでした。憧れだった客室乗務員として華やかな日々を送ることができ、毎日とても充実していました。

親戚や友人にも、「○○(大手航空会社)の客室乗務員として働いてる」と自慢している程でした。

LCCに出向と言われてショックだった理由

そんなある日、業務後に知らない番号から電話がかかってきました。
会社の本社部門の社員からで、突然LCCへの出向を命じられました。

「詳しい話は来週面談で上司から話します。」とのことでした。

私は動揺してしまい、電話があった日から面談の日まで、しっかりと眠ることができず、ごはんをあまり食べれませんでした。

面談では、LCCのニーズが高まっているので、LCCの客室乗務員として出向してほしいこと、お給料や待遇などは今と変わらないので安心してほしいことを伝えられました。

しかし、当時の私はLCCに対して「コストを削減することだけに力をいれたチープなイメージ」をもっていました。またLCCの客室乗務員に対しては、大手航空会社の客室乗務員として採用されなかった人の受け口とすら思っていた程でした。

そのためお給料や待遇は変わらないとしても、LCCの客室乗務員なんて恥ずかしくて周りに言えない、というのが本音でした。

しかし実際にLCCの客室乗務員として働くようになってからは、出向してよかったと感じています。

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実際にLCCに出向して良かった点

理由は3つあります。
1つ目は、他のクルーに指示をだす立場を任されるようになったことです。

親会社にいた頃は私の英語のレベルは中級と判断されていましたし、フライト内ではいつも下っ端で、指示を出される役割でした。しかしLCC内では、私は英語上級者として評価されました。

LCCの客室乗務員は、国際線でも英語を話せない方もいたためです。

出向になっていない同期はいまだに下っ端の役割を任されることが多いので、私は出向することによって、同期より一足先に指示だしの経験することができました。

この経験を通じて客室乗務員として成長できたので、出向できて良かった理由の一つになっています。

2つめは、体調面です。
親会社にいた頃と比べて、LCCでは時差が少ないフライトが多く、体内時計を元に戻すことができました。体内時計が戻ってからは、それまで常に感じていた体のだるさや頭痛がなくなり、気分も良くなりました。

3つめは、様々なバックグラウンドのある客室乗務員と一緒に働けるため、将来のキャリアへの可能性を考えることができた点です。

私が出向となったLCCには、親会社からの出向以外にも他の航空会社からの転職者や、他の業種からの転職者など、様々なバックグラウンドを持つ方がいました。その方たちから他の航空会社の内情も聞くことができ、とてもリアルで面白かったです。

LCCは親会社と比べて確かに華やかさは劣りますが、私は上記の理由から出向して良かったと心から思っています。出向したおかげで、一人の客室乗務員として非常に成長できたからです。

今はLCCで働いていますが、ここで様々な経験を積んで成長して、将来は外資系の航空会社で客室乗務員として働いてみたいと思っています。

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