恋愛

今回はCA(客室乗務員)とお客様との恋愛に関してご紹介していきます。
機内に出会いはあるのか、また成就することはあるのか…

経験談から、私自身・同期・先輩の3つの例をお話しします。

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私自身のお話

私は特にそう目立つタイプでもありませんが、数度だけ名刺や連絡先をいただいたことがあります。
いただいた場合、相手のお客様のお気持ちを大切にする意味で基本的には受け取るようにしていました。

覚えている中で、一番積極的だったのは香港人のお客様です。
夜間の日本−香港線。
ピアノの講演で来日されたという彼は、キャビンの電気が暗くなってからすぐにギャレー(機内にあるキッチンのような場所)に入ってきました。

幸い平和なフライトで私たちクルーも夕食を摂っていたところでしたので、お話しするには問題ありませんでした。

色々とお話を伺っていると、SNSの話題に。
アカウントを持っているかと聞かれましたが、私は当時SNSをしていませんでしたので正直に持っていないことをお伝えしました。

すると実はボーディングの時から気になっていた、ぜひ香港を案内したいから連絡が欲しいとご連絡先を頂戴しました。
その後も時々ギャレーにやってきては日本で食べた食事や観光した場所の写真を見せてくださったり、楽しいお話をたくさん聞かせてくださいました。

降機の際、念押しのように「連絡待っているから」とおっしゃって降りて行かれました。
結局ご連絡を差し上げることはありませんでしたが、やはり好意を寄せてもらえると嬉しいものですよね。

女性の多い職場ですので、なかなか出会いがないと嘆くクルーもいますが、いただいた名刺にご連絡すると案外面白いご縁に繋がるかもしれませんよ。

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同期Kさんのお話

Kさんは可愛らしく、しかし非常にしっかりものの同期です。
ある日年配の男性のお客様Aさんからご連絡先をいただいたそうです。
実際にご連絡差し上げるか否か迷ったそうですが、責任感も強く心優しい彼女、一度メールをしてみました。

すると、その方はお医者様で今度パーティーがあるから来ないかとの返信をもらいました。そこでもKさんは少し悩みましたが、人生何事も度胸だと参加することを決意しました。

行ってみたところ、Aさんのテーブルに同年代の感じの良い男性がいたそうです。
歯科医師の彼とは話も弾み、お互いすぐに惹かれ合いました。
Aさんからの後押しもあり、今ではKさんとお似合いのご夫婦となりました。

お客様にご連絡することが正しいこととは限りませんが、どんなときも一生懸命で誠実な彼女だったからこそ、その姿を見ている人がいて良縁に繋がったのだと思います。

先輩Oさんのお話

Oさんはゲイの男性クルーで見た目はマッチョなイケメンです。
ただお話しするとわかるのですが、中身は私たち女性クルーと恋愛話で盛り上がる乙女でした。

彼曰く、なんとなくゲイの人は察しがつくとのこと。

ある路線に乗務している際、男性のお客様の中にとても好みの方がいらっしゃり、しかもおそらくゲイであることを発見したOさんは、しばらく観察していました。
するとなんとお客様の方からご連絡先を渡してきたそうで、喜んでギャレーに帰ってきました。

その後しばらく連絡を取り続けていましたが、遠距離であったことから残念ながらご縁には至らずお別れしてしまったそうです。


上記お客様との恋愛に関して3つのお話をご紹介しましたが、対応や状況によって色々なパターンに発展しうるようです。

ただ、お客様との恋愛はよく耳にするものの、実際に結婚や長きに渡ってのパートナーになることはあまり多くないように思います。いずれにせよ、男女問わず魅了できるような魅力を持ったクルーになりたいものですよね。

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