空港には面白い人もいて、客室乗務員さんもその一人でした。
客室乗務員の距離感覚が狂っているんですよ。
私はグランドスタッフでしたが、やっぱりGSとCAは違うことが多いんです。
また、困った・危険なお客様もいたりします。
そんな空港にいるちょっと困る、でも面白い人たちについてのエピソードです。
距離感が近く行動派のCA
客室乗務員で働く友人、あくまで日系のエアラインなのですが普段から長距離で勤務することが理由なのか、一般人とは物事に対する距離感が違います。
ハワイ、アメリカ、ヨーロッパと世界を飛んでいたのですから、麻痺してしまうのでしょう。
例えば、一般人が遠いという距離に関して、まるで近所のコンビニへ行くような感覚で動きます。
大阪から東京へと向かうだけでも、ちょっとした移動で、面接という名目でもフットワークが軽いのです。1日に何箇所も回るようなことも、できてしまいます。
もう、ここから動きたくないというようなこともまた少ないですね。
転勤族でも似たような人がいますが、距離感覚が一般人よりも短いという感じです。
遠距離恋愛も関係なし、距離感が近く、頼もしい限りでした。
もう一点、国際線乗務経験があると、外国人のような気性になっていて、イエス、ノーをはっきりと言います。
「それは、私にはわからない」と言われたり、曖昧な受け答えをしていないということです。
でも、日本ではその気性では相手を驚かせてしまうこともあって、びっくりさせられました。
CAとGSは一線を引いている
一方でグランドスタッフは地上職なのでそういう距離感もなくて、普通です。
グランドスタッフが客室乗務員と一線を引いているというのは、暗黙のルールみたいになっているんです。
時々、愛想のいい客室乗務員さんがおり、そういう方の対応にあたると、では、行って参ります。という言葉使いをされたりして、さらにグランドスタッフとの格差を感じてしまうのです。
とくにプライドの高そうな客室乗務員さんがいて、そういう方は一切挨拶もしてこない場合が多いです。
一瞬女としての意識が反応してしまうのです。
危険なお客様に要注意!
あとは避けたいと思うようなお客様で、トイレに連れ込まれて…ということまではありませんが、変な人はいました。
スマートとは言い難い人もおり、わざわざ、ねいちゃんいくら?とか、空いてる時間いつ?と声をかけてくるおじさんもいました。
このおじさんは本当にウザくて、半泣きになりながら他のスタッフに耳打ちしてしまいましたが、下品なことをいうお客様もいました。
そういう時、若いと取り乱してしまい泣いてしまうこともありますが、出来るだけお客様とは一線を引いておいて、あらそう?くらいの強気で対応していくべきでした。
弱気に漬け込んでくる輩もいます。
グランドスタッフも客層を自ら選択することもできないのです。
スタッフが一人でいると危険なこともあるんです。
こういう感じで空港内では職種にかかわらず、面白い人、変な人もうろついているのです。そうしたことも頭に入れながらの勤務です。
警備員はいるところと、隙がありますから、要注意です。