飛行機

エアラインと聞くと、必ず連想されるのが怖い女性の先輩、お局様たち。
外資系ではあまりお見かけしないお局様ですが、確かに日系レガシーエアラインには多数存在します。

日系・外資系、両方のエアラインを経験した筆者が、実際に遭遇した怖〜い先輩を今回はご紹介したいと思います。

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優しい先輩と怖い先輩

大手であれば、クルーの数が多すぎて噂には聞くけれども一緒に飛んだことがない、という人もたくさんいます。そして、優し〜い先輩方の方が実際は多くいらっしゃいます。
偏見をなくすためにも、これは絶対申し上げておかねばと思いましたので、念のため書かせていただきます。

ところが、優しい先輩がいる一方、当然怖い先輩も存在します。

後輩から恐れられている方は、後輩たちの間でとても有名になります。
4名の厳しい先輩がいらっしゃる際は新人たちに「四天王」と呼ばれていたくらいです。

厳しい・怖いと言っても後輩のことを想ってくれてのことでしょ、と思われる方もいらっしゃると思います。大半はそうでしょう。

しかし、一部そうでない方がいるのも現実です。

四天王のB先輩はやばい!?

私の姉妹グループにいた先輩Bさんですが、四天王と呼ばれるうちの一人でした。
すごくおキレイで身長も高く、おまけに仕事も早い方でした。

微笑まれるだけで女性でもうっとりしてしまうような先輩でしたが、フライトが一緒になった同期から、「あの先輩はやばい!」とまず言われるマトでした。

自分に従うタイプの後輩は好まれるようで、いつも先輩に合わせる私は「少しきついなぁ」と思う程度でしたが、自分の意思を強く持っているタイプの私の同期には驚くほど厳しくあたってらしたようです。

その同期が言うには、とても忙しいレグ間で毛布をたたんでいるとき、なんと「あなたはギャレーを片付けなさいよ!」と毛布を投げつけてきたとのこと。

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もちろん、熟練している先輩は、後輩にはわからないところでやきもきします。
ですが、そんな先輩ほど感情を表に出さず、後輩へのアドバイスをしてくださいましたし、私自身先輩になった際にはそのようにしていました。

Bさんは残念ながら、感情のまま頭ごなしに後輩を叱る方としてとても有名でした。

怖い先輩になってしまった同期も…

他にも業務上の報告をしても無視する先輩がいたり、他社の話ですが、後輩がキャビン巡回するのが嫌な先輩が後輩の腕に落書きして「これでキャビン歩けないね。」と言ったり、ギャレーに置いていた化粧品が盗まれたり。

聞くだけで怖い世界!と思ってしまうようなお話もありますよね。

Bさんのようになってはいけないね、と同期と話すことが度々ありましたが、現在ある程度のポジションを担うようになった私の同期で、残念ながら同じように恐れられている子も多くいます。

業務上多少ドライになってしまうことはやむを得ませんが、自分自身が先輩となる時には自分が後輩だったら怖い印象を与えて仕事に嫌な印象を抱かせていないか、少し振りかえられると良いですね。

大型機であれば1パターンで15名近くのクルーと一緒に飛ぶこともありますが、グループや姉妹グループ以外で同じクルーとまたフライトすることは少ないのも事実。

怖〜い先輩・有名なお局様に遭遇しても、このフライト限り!と思って上手に付き合っていくのも女性の多い職場で必要なことです。

理不尽なことで叱られたりと辛いこともありますが、溜まったストレスは仲良しの同期や家族に話を聞いてもらってうまく発散しましょうね。

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