CA(客室乗務員)に多い病気【2】腰痛・ぎっくり腰

前回、CAに多い病気として航空性中耳炎をご紹介しましたが、今回は腰痛です。
職業病として腰痛になる仕事は多いでしょうが、CAの場合でも腰痛が原因で退職してしまう人もいるほどだと言います。

CAの腰痛事情と、一般ユーザーにも役立つ腰痛対策をご紹介します。

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CAの腰痛事情 どんな時に痛みだす?

客室乗務員としての仕事中に腰痛になるとしたら、どんなシーンの時だと思いますか?

ドラマなどを見ていると、お客様の荷物を高いところに入れるシーンなどをよく見ますよね。
実際にお客様の荷物を持った際に痛めたり、ぎっくり腰になってしまうことは多いです。

重いものはお客様の荷物だけではありません。
機内食のサービスなどで押したり引いたりするカートもとても重いのです。
狭い空間で移動させて歩くだけでも大変ですが、カートの下のものを取ろうとしてかがんだ瞬間にギクッときた・・・ということもあります。

また、長時間のフライトであれば働く時間も長くなるということです。
それももちろん腰に負担がかかりますが、仕事が終わったあとの睡眠時間が長くなってしまうことから腰痛を起こしてしまうこともあります。

CAの仕事は、スケジュールも内容もハードです。
華やかな笑顔の裏では、かなりの肉体労働をこなしています。
そのため、職業病として腰痛で悩んでいる人は多く、日々腰痛の戦いとなると言っても大げさではありません。

ぎっくり腰になっても業務は継続?

CAなど機内で働いている人がぎっくり腰になった場合は大変です。
痛みの度合いやその時のフライトの忙しさによっても違いますが、そうは簡単に仕事を休むことはできません。

痛みを我慢しながら、笑顔で働かなければならないことは多いでしょう。
しかも、フライト先によっては病院に行きたくない!日本に帰国するまで我慢する!と思ってしまうような国もありますね。

CAとして働くということは、つらい状況になったとしても仕事はしっかりこなすという責任感も必要なのです。

機内でぎっくり腰にならないための対策

一般ユーザーでも、機内でぎっくり腰になった・腰痛がひどくなって辛いという人は多いです。
原因としては、座り方が悪いことや長時間同じ姿勢で座る・寝てしまうことなどが多いでしょう。

やっておきたい腰痛対策

  • 深く座るようにして、背中が丸まらないようにすることがポイント
    座面や背もたれに座布団・毛布・クッションなどで調整するといいでしょう。
     
  • 定期的に動いて腰を伸ばしたり、筋肉の緊張をほぐすようにします。
     
  • 腰のサポーターや腰痛ベルトなどを使うのもおすすめ
     
  • 服装も楽なものに。仕事でスーツという方も空港のトイレなどで着替えておけば、長いフライトの場合でもリラックスできて腰の負担も軽くなるはずです。
     
  • 足を高くするように台を用意しておいたり、足で踏んでも良いバッグや中身にした手荷物に足を乗せておくと腰は少し楽になります。
     
  • 飛行機に乗る前から腰の調子が悪いようであれば、医師に相談して痛み止めをもらっておくと安心。また、なるべく荷物の上げ下ろしをしなくてよいように、機内持ち込みの荷物は小さくしておきましょう。そうすれば、足元に置いておくことができます。

運動不足でも腰痛は引き起こされます。
普段から運動をする習慣を身につけておくことも腰痛対策ですね。

特に女性の場合は腹筋が弱いですから、背筋とのバランスが悪くなり、腰から背中への負担が大きくなることがあります。
腹筋を鍛えておくことも大切です。

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