これから本格的に寒くなってきます。
冬は寒くて体が冷えやすいためなかなか寝付けないものですが、ハードな仕事をこなすCAなら、しっかり寝ておきたいもの。
快適な眠りは、不規則な仕事をこなし不眠症で悩む方も多いCAにとっては、とても重要なポイント!
CA(客室乗務員)に多い病気【4】不眠症
寒い冬にしっかり眠るためには、寝るための寝室の環境を整えておくことも重要です。「眠れる」状態に作り込んでおくことが大切だということです。
室温を意識しよう
冬の寝室では、16~19度でもっとも睡眠しやすくなります。
ナイトウェアを着てその上に1枚羽織った状態で、寒くないと思う程度がちょうどいいくらいですね。
ついつい面倒になったり電気代が気になって、布団を温めておけば大丈夫!と思ったりしていませんか?
実際、布団や毛布に入ってしまえば、寝室が3度まで下がったとしても眠れるものですから、そう思ってしまうのも仕方ありませんね。
しかし誰もいなかった寝室は、思ったよりも室温が低く呼吸によって肺が冷やされて体温が下がってしまうことも・・・その結果、睡眠の質は下がってしまいます。
それに、温かいリビングで過ごしていて、寝ようかと思って寝室に入ったら寒かった!!ということもありますね。これでは、交感神経が活発になり、眠気が覚めてしまいます。
夜中にトイレに行くときも、部屋や廊下が寒いといっぺんに目が覚めてしまいます。
また、衣類を多く着たり布団を多くかけたりすることで寒さ対策する方もいますが、それもまた問題があります。それは、寝返りがしづらくなるからです。
寝返りって、実は色々な役割を果たしているんですよ。
寝返ることで布団の中の温度や湿度の調節もしています。睡眠の段階を替えるきっかけにもなっています。
そのため、寝返りをしづらくなるような厚着はやめましょう。
まずは、室温を意識して16~19度にしておいた方がいいのです。
部屋の空気の乾燥にも注意
室温を上げようとエアコンなどの暖房機を利用すると、今度は湿度が下がって空気が乾燥してきます。
空気が乾燥していてもまた、睡眠の質を悪くしてしまいます。
お肌にも良くないですし、風邪をひきやすくなったりノドをいためる原因にもなるので注意が必要です。
理想としては、湿度は50%前後に保つようにしましょう。
加湿器を使ったり、濡れたタオルを部屋の中に干しておくようにすると、加湿効果があります。
窓ガラスについた結露をそのままにしておくという手もあります。
電気毛布や湯たんぽを賢く利用する
寝室の室温や湿度の他に気にしておきたいのが、布団の中の温度です。
冷たい布団に入ったらなかなか寝付けないという経験をしたことがある方は多いでしょう。
人が布団に入ることで温度は上がりますが、冷たい布団だと上がるまで時間がかかってしまいます。また、体が冷えることで目も覚めてしまいますね。
そのため、ベッドや布団の中は、体温に近い32度~34度くらいにしておくのが一番ちょうどいいです。
就寝1時間前から電気毛布や湯たんぽで温めておくと、布団に入っても冷たく感じず寝つきやすくなります。
電気毛布は、一晩中つけていると眠っている間の自然な体温の低下を防いでしまうのでおすすめしません。どうしても使いたいときは、眠るときには一度スイッチを切り、目覚める時間の1時間前にスイッチが入るようにタイマーをかけるような使い方をするといいでしょう。
湯たんぽは時間と共に冷めていってしまいますが、それがいいんです!
自然な眠りを妨げません。
足元よりも、首・お腹にある太い血管・足の付け根や脇などを温めるようにすると、手足の末端までポカポカになります。
いかがでしたか?
まずはできるところから始めてみるといいですね。
充電式湯たんぽなど便利なアイテムも販売されているので、利用するとお手軽ですよ。
次回は、自分自身の体を温めるために、お風呂や足浴・手浴についてまとめます。