グランドスタッフ(GS)の身だしなみが悪いというエピソードです。
客室乗務員(CA)さんとは全然違う!
ちょっとダサくない!?なんて思うこともしばしば…
これは勤務していた当人も思うことですが、当人だからこその言い訳もたくさんあります。
美しさに憧れつつも、まるで男性のように働いていたんです。
気になる同僚の髪型のセンス
まだ契約社員として勤務していた頃に、同性の同僚の髪型のセンスが気になって仕方がありませんでした。
客室乗務員はかなり綺麗な方が多いのですが、グランドスタッフというと、美しさを評価対象にした場合、個人でかなり差がありました。
グランドスタッフもヘアスタイルは前髪が眉毛にかからないようにすること、など細かいルールが決められていましたが、個々の髪型にはクオリティもそれぞれであり、他者から見るとダサいという印象を受けることもあるんです。
決して、上司でもない、友人でもないのに他者の髪型を乱れているわよとか、ダサいわねというわけにもいきません。なので、心の中で思っていたのです。
また、自分のヘアスタイルもどうかと問われたら、いけていません。
それも、美容院探しのミスが原因でした。
再現性の高いヘアスタイル、流行のヘアスタイルとはいかなくても、ダサい、重いヘアスタイルを避けてくれる腕のいい美容師さんに出会えないという悲劇の賜物でした。
女性らしい部分はスカーフだけ!?
客室乗務員さんが時々通るたびに美しさに憧れ、多少劣等感を感じながら勤務していました。
高身長と語学力、美貌にはかなわないのです。
グランドスタッフの身だしなみは、ほとんどパンツスタイルが多く、女性らしさを表現するのは首元のスカーフくらいでした。
そこで私は襟元を開けてスカーフを大きく結んでいたのですが、自分自身ではスカーフも見えにくい位置にあるので、ほとんど気分は男性として働いていたのです。
先輩になるとスカーフの意識は違い、もうどうでもいいという意識になるようでした。スカーフの結び方をきゃあきゃあ言いながら楽しんでいると、付き合うのはめんどくさそうにされていました。
そこまでになりたいなあと次元の差を感じながら勤務していましたね。
先輩はもうスカーフも自分自身の個性の一部として扱うようで、スカーフがオーラに溶け込んでいるような感じに見えました。
忙しくておしゃれどころではない現実
こういう感じでグランドスタッフの見だしなみは一応ルールがあるものの、客室乗務員のようにスカートをはいたり、メイクを濃くしたりというおしゃれもなく、楽しみもないのです。
さらに、グランドスタッフには勉強が山ほどあったのですが、もう身だしなみに費やすエネルギーがわずか少ししか残されていないという毎日でした。
だからこそ他者の髪型を見てもときめくこともなく、彼女も勉強と勤務で毎日大変なんだなと感じる程度でした。勉強ができる子はダサいとか、身だしなみまで気を使えないことも多いので仕方がないのです。
このように別会社のグランドスタッフの立場は大変な厳しい、しんどい立場にあります。
とくに契約社員だと、契約年数がある上にお給料が低いのですから、当然辛い立場です。
それでも仕事は大変な役回りで、毎日忙しく働いていました。