グランドスタッフとして採用されるにはどのような人が多いのか、というのはよく上がる質問です。
採用されてから同期と話をすると、面白いくらいに共通点が見えてきます。
今回はグランドスタッフに採用される人にはどのような人が多いのかを紹介します。
共通点1:接客スキルが上がるアルバイト経験
最初に紹介するのはアルバイト経験についてです。
驚くことに同期の半分以上はディズニーランド、スターバックス、マクドナルドでのアルバイト経験があります。
実際に私もディズニーでの勤務経験がありました。
これらの企業はアルバイトであってもしっかりと接客の指導をしているので、これらでのアルバイト経験があると、ある程度の接客スキルがあると判断されやすいのです。
それに、スターバックスやマクドナルドで働いたことがある人は愛想が良く、面接でもハキハキと喋ることができます。
そのため、面接官に与える印象がいいといっていいでしょう。
上記の企業以外であっても、ホテルやテーマパークなどでのアルバイトも有利となります。
共通点2:中国語が話せる人
次の共通点は中国語が話せる人が多いということです。
ほとんどの航空会社は中国に路線を運航しており、その利用客は中国人がほとんどです。
また、中国人はツアーで旅行をすることが多いので、英語を話す人はあまりいません。そのため、航空会社では中国語スピーカーが重視されるのです。
特に遅延やキャンセルなどイレギュラーが発生した際には、搭乗客全員に詳しい状況説明をしなければいけません。
こういう事態では、中国語が話せる人は引っ張りだこでした。
また、航空会社は中国人の採用も増やしています。
外国語が話せれば選考で有利になるのではないかと、スペイン語やポルトガル語をアピールする人もいます。しかし、その航空会社がその国に路線を運航していなければ、その言語を話す人の利用はほとんどありません。
つまり、選考の際にそれらの語学スキルは評価されないということです。
語学を勉強するのであれば、どの国の利用客が多いのかに注目をするといいでしょう。
共通点3:エアラインスクールに通っていない
最後にエアラインスクールに通っている人が多いかですが、私の同期にはエアラインスクールに通っている人はほとんどいませんでした。
これはエアラインスクールのマニュアルに従った完成された人よりも、自然でナチュラルな人の方がその人の人間性が見えて、面接での好感度が高いからです。
また、航空会社は自分の会社の雰囲気に社員を染めたいという思いがあります。そのため、エアラインスクールに通っているかどうかはあまり重要ではないのです。むしろマイナスに働くこともあるので注意が必要です。
グランドスタッフとして採用される人の共通点は、アルバイトでの接客経験がある、中国語が話せる、ということです。
これらは必須ではないですが、面接でのアピール材料になり、面接官からも高く評価されます。グランドスタッフを目指しているのであれば、スターバックスやマクドナルドでアルバイトをしたり、中国語の勉強をするといいでしょう。