私が在籍していた国内航空会社Jの面接事情について分けて書いていきますね。
面接で準備しておいて良かったこと、NGなこと(JAL体験談)をご紹介します。
まず、絶対に守らなければいけないことは、時間厳守と身だしなみを整えることです。
この2つは合格するためには絶対に徹底するべき点です。
1:時間には余裕を持つ
面接に遅刻する人は実際に客室乗務員になってからも遅刻すると思われます。
面接会場にたどり着けるか不安な方は、事前に場所を下見する気合いがあっても良いかと思います。午後からの面接であれば午前中着いておいて場所だけ把握しておいてカフェで過ごしておく、など。
「いやいや、私遠方から当日飛行機で臨むのです。そんな余裕ありません」という方は、可能ならば前泊するという手もありますね。
実際に私の採用面接があった時期って(既卒なので新卒より遅れた夏場に行われたのですが)思いっきり台風がきていました。
しかも2次面接と3次面接両方、大雨大嵐でした。
どれだけ雨女なの私って思いましたが笑、例えば沖縄など台風が来やすい地域にお住まいの方は、「当日飛行機が飛ぶだろうか」とやきもきするのは避けたいですよね。
理由は様々であれ、時間がギリギリになるとどうしても身だしなみが崩れます。
午後から面接の方は、面接前にどこでお昼を食べよう?歯磨きはどこでする?
大雨の日だったらどこでストッキング履き替えよう?
全て事前に頭で計画を立てて臨みます。
余裕が自信を生みます。
2:身だしなみ
面接だから整えて行くに決まっている、当たり前でしょ、って思われるかもしれないのですが。身だしなみ、このワードは入社してからも上司、先輩に言われ続けますので免疫つけておいてください。
例えばNYから13時間かけてフライトしてきてヘロヘロでオフィスに帰ってきた時の事。
ツカツカとマネージャーがやってきて、「Uさん、口紅が薄いですよ。おくれ毛も落ちていますよ」と指摘されたこともあります。
ああ、余談なのに鮮明に苦い記憶が蘇ってきました笑。
まあ、実際に客室乗務員を想像したとき、ヘアスタイルはしっかりまとめ、口紅は鮮やかな赤、アイロンのかかったジャケットにスカート、磨かれた靴、そんな姿が浮かびますよね。
面接官は、ドアを開けて入ってきた受験生が、自分の会社の制服を着ている姿を想像できるかどうかでジャッジするそうですよ。
一次面接は特にパッと見の印象で決まります。
ヘアスプレーやワックス、ジェルなどのヘアケア用品(手が汚れないスティックタイプのもので私はおくれ毛をおさえました)
替えのストッキング、面接直前のお化粧直しで使うメイク用品を忘れずに。
私はおくれ毛が落ちやすい髪質なので、美しいシニヨンに受験時では自信がありませんでした。ですので、実はプロの手を借りて面接に臨んでいました。
美容室ではなく、エアライン用の写真撮影も行っているdivaというスタジオです。
エアライン面接当日のヘアメイクプランがあるのです。
エントリーシート用の写真もそちらで撮って頂いたので、仕上がりも信頼しておりました。
この記事を「読んで、よし!美容室予約して面接に臨もう!」と思った方、気を付けてくださいね。美容師さんに正確に仕上がりのシニヨン姿をお伝えしてください。
間違っても盛りまくりの夜会巻きやシニヨン姿にならないようにしてください。
私、記念受験で新卒の時にアナウンサー試験を受けたのですが、自然にブローしてもらう予定が派手に巻かれてしまったことがあるので(泣)
美容室やスタジオではヘアメイクをして面接に臨むということは、1で挙げたように時間に相当余裕がないと難しいのですが、どうしても身だしなみが不安という方のためにご紹介いたしました。
3:NGなこと、悪目立ちして落ちた受験生
一次面接、二次面接では受験生の人数がものすごく多いです。面接時間よりも圧倒的に待ち時間の方が長いです。
そこで、誘導係として大部屋の待合室や面接直前に待機する廊下など各ポイントに現役CAがいるのですね。
まあ~、にこやかに接してくれるのですよ。
「緊張をされていますか」「リラックスしてくださいね、大丈夫ですよ!」など優しい言葉をかけてくれるので女神!みたいに見えたりもします。その時点では憧れの存在ですからね。
しかーし!油断は禁物です。
女神とか書いておいて恥ずかしいのですが、私もその誘導係を何回かやったことがあります。
新卒、既卒どちらもやりましたが、色んな受験生がいるのですね。
初々しく「ハイ、緊張します!」とはにかんで返してくれる方もいれば、面接では笑顔全開なのでしょうが、私にはものすごく不愛想、とか。「ぶっちゃけ、何質問されます?」などと語尾上げて話しかけてくる方も。
一番避けていただきたいことは、受験生同士ヒソヒソ話をして、面接官が怖そうとか会社の噂話を始めてしまう方ですね。
誘導係のCAが面接官に密告することは、よっぽどのことでない限りないですが、受験生は胸に受験番号を貼っているので、やろうと思えばできます。
裏話ですが、私の仲良し同期は人事に彼氏がいました。よって採用担当者は私も顔なじみ。
「おかしな受験生いたら教えてね~」と言われていたので、脅すわけではありませんが、面接官以外にも見られていると思ってくださいね!
入社後話題になったあの人
最後に、あの人は今シリーズ。
あんな人いたよね、でもいないってことは落ちたよね、と入社後話題だった人が一人いまして!
自信満々オーラ全開、なぜか髪がポニーテールだった受験生!
再度身だしなみの話で恐縮ですが、国内の航空会社では「統一美」が求められます。
髪色も黒髪で面接も黒のスーツが多いです。
(既卒受験だとCA経験者の方はカラースーツの方もいます。カラースーツがNGというわけではないのです)
とにかく一人目立っている方がいたのですよ。
白のスーツ、髪色は茶色っぽい、ポニーテールで颯爽と笑顔で面接会場を歩いていた彼女。
オーラはあったのですが、同期60人の中には残っていませんでした。
モデルのオーディションだったらよかったですね。
行く場所、目指すところを間違ってしまったようです。
何百という数の受験生がほぼ同じスタイルで集う中、みんなの印象に残るってある意味強者。
でも、目立てばいいってわけではないようですね。
身だしなみを整え、時間を守り面接に臨み、あとは中身で勝負です!
では、どんなことをどんな風に伝えれば良いのか?
面接必勝法ってあるの?面接官ってどんな人!
という話はまた後日お書きしますね!