以前私は、成田空港で国際線のグランドスタッフをしていました。
そして、搭乗手続きやゲート業務等を担当していました。
その時、ちょっと対応に困ったお客様について紹介したいと思います。
3位:妊婦のお客さま
こう書くと、ちょっと誤解を招きそうですが、ご妊娠されていることは勿論おめでたいことですし、ご本人様が悪いわけではないので誤解しないでください。
何がちょっと困ったかというと、私達が搭乗手続きをする際には、チケットやパスポートを確認してお荷物をお預かりするだけでなく、旅客の様々な情報も確認しなければならないのです。
その中の一つに「妊娠されているかどうか」というものがあり、これはご搭乗頂ける健康状態かどうかを確認するという意味なのです。
ですが、まだお腹が出ていない状態の方だと、気がつかずそのまま手続きを進めてしまうことが多々あります。
一度私がお手続きをした方が、搭乗後に体調が悪くなられた事がありました。その際は、先輩方からもっとキチンとチェックするように御指導を受けましたが、正直見た目だけじゃわかんないよーと思いました。
2位:飛行機マニアのお客さま
単純に飛行機が好きな方というのではなく、カウンターで搭乗手続きの際に手続きに関係の無い機体等に関するお話を質問形式にして長々とぶつけてこられるお客様です。
無下にするわけにもいかず、しかしこちらは旅客一人当たり1分で搭乗手続きをするように教育されているので、一人のお客様にそんなに時間を割くわけにもいかず、結構苦労しました。
1位:偽造パスポートのお客さま
これは私が搭乗手続きをしたお客さまではなく、他のエアライン担当の方が搭乗手続き中になんだかおかしい思い大使館に問い合わせてみた所発覚した偽造パスポートを所持していたお客さまです。
私はたまたま別のエアラインのカウンターで搭乗手続きをしていました。
そのお客様が英語も日本語も話せず、お客様の母語を話せるスタッフがいなかった為、私が代わりに強制送還の説明をすることになりました。
説明してもお客様は大激怒だし、その日はちょっと疲れました。