飛行機

日系の客室乗務員(CA)として勤務する友人から聞いたエピソードです。

体力勝負の大変な仕事であるがゆえに大変なことは多いですが、それとは別に怖い体験もするそうです。その怖いというのは、一部のお客様のこと…

ちなみに彼女の性格は強気、頑固、押し出しも相応強いところがあるという性格でした。

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お客様が怖い!?

彼女は国際線に勤務しているスタッフですが、仕事はものすごく体力が必要だそうです。
とにかく、調子を伺うと開口一番に体力の問題を口にする!
体力仕事なのよ、そればかり…それ以外は口にしない彼女でした。

そして体力勝負の仕事なので、長い勤務時間の中でも怖い目にあうこともあるそうです。
安全上の問題ではなく、機材が怖いということではなく、お客様に怖い方がたまにいるらしく、声をかけられるのが怖いらしいのです。

普通、ビジネスクラスならば逆ではないかと思うものですが、お客様から声がかかるのが嫌だということで、こんなエピソードを聞きました。

機長を呼ぶほどマナーの悪いお客様

国際線勤務でビジネスクラスのお客様を接遇していた時のことだったそうです。
ある若い男性ですが、ものを落として乗務員を読んで探させて拾わせるという男性がいるそうです。

彼女は最初、素直に落としたものを拾っていたそうですが、同じお客様が度々同じミスをしてくるということから、異変に気がついて彼女は仲間に報告したそうです。

別のスタッフがお客様のところへ向かい、拾うという対応してくれたそうですが、お客様の言動が目に余るようなものであったらしくて、ついに困りはてた乗務員は機長に連絡。

別にテロでも、ハイジャックでもないのですが、それに値するくらいのマナーの悪い乗客だったというようです。

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こういう1スタッフが対応仕切れない時というのは、別の客室乗務員のスタッフに変わってもらったり、全員で対応したりすることが非常に多いそうですが、あまりにも目に余るお客様の場合では機長に相談をする場合もあるそうです。

何もそこまで?まるで問題を大きくしているみたいと、聞いている方は感じてしまうものの、こうしたモラルハラスメントのような事態でも機長に相談することがあるとか。

CAにいたずらして楽しんでいた悪質な行動

その問題の男ですが、彼はたちの悪い乗客だったようで、わざとものを床に落としては客室乗務員に拾わせるということをして、楽しんでいたそうです。
言葉使いも相当悪かったそうです。

それもアジア系の人で日本人なのか、それとも外国人なのか、判断つきにくいような日系的な曖昧な印象のお客様だったそうです。
表情も読み取りにくく、怒っているようにも見て取れるような人らしく、非常に怖かったそうです。

機長の対応はいかにというと、お客様に対してお叱りになったそうです。
それ以来、いたずらはなくなったそうです。

飛行機の中は密室状態なので、問題のあるお客様が、何か起こすと大変な不安に陥りやすいのですが、友人さえも怖いお客様だったと話していました。
要するに、日本人ならば暗黙の了解でスムーズに済ませることができるのですが、理解できない人にあうと怖いらしいです。

だから普段から自主的にプライベートな時間に心理学の本を読書しておくという習慣にしたり、外国の文化を学ぶようにはしているそうです。

この怖さは逃げ場のある地上職にとっては少し理解しにくい感覚であるので、彼女の言うことは聞いているだけなら興味深いものでした。飛行機内では一見何でもないような言動も問題になるということです。

いざというときに、スタッフみんなで協力できるというとことは頼もしいので、地上職とは違う団結力だとは思います。

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