航空業界、飛行機に関わる仕事というのは多種多様です。数多くの人がそれぞれの仕事をすることによって、私たちは安全に飛行機を利用できるんですよね。
そんなお仕事の中で、航空システムに関わる仕事もあります。
今回は、24時間体制でシステム部門で働いているスタッフの方の体験をご紹介します。
お客様にご迷惑をおかけしないために24時間体制の現場体制
航空システムに携わる身としては、いかにシステムを止めないかということが至上命題です。
システムが止まってしまうとお客様、スタッフ、空港関係者に多大な迷惑がかかります。
何といってもお客様が1番迷惑がかかります。
旅行、出張、急用で飛行機をご利用される皆様にとって台無しになります。
このような最悪な事態を避けるために、常日頃からシステムの稼働状況をもとに予見されるシステム障害の予防措置を実施しています。
また、日々の操作時における問い合わせ対応、夜間のシステム障害における対応と、24時間体制で臨んでいます。
このような努力をしても、システム障害は発生してしまいます。
ただ障害が発生したとしても迅速に復旧をさせることが鍵になります。
原因の追究も大事ではありますが、飛行機の運航は世界で24時間動いていますので、障害を復旧させ、通常業務に戻すことが大変重要になります。
この考え方の切り替えが大事です。
安全を求めて
私も以前、システム障害の復旧に際し、原因の追究ばかりに集中してしまった結果、業務に支障が発生し、空港スタッフに迷惑をかけてしまいましたので、改めて、切り替えの大事さは身に染みています。
また航空業界で1番大事なことは安全です。
そのためには、声の掛け合いと確認を徹底的にやります。
システム部門であっても、現場との信頼関係がなければ話になりません。
きっちりと指差し確認、呼称、メンバーとの声の掛け合いをし、安全な業務をすることも重要です。