外資系航空会社社員のCA・GSの多くは契約社員としてのスタートが多いのではないでしょうか?
そんな私も外資系航空会社をGSとして3社渡りあるきました。
外資系航空会社の契約社員と正社員の違いとは?
給与から仕事内容まで体験したことをご紹介します。
1社目・2社目は某アジア系航空会と業務委託している会社
新卒で入社した会社は某アジア系航空会社と業務委託されているA社。
主にカウンター業務として働き、時給制の給与体系。
雇用は期限なしの契約社員。
手取りは月平均15万前後。
シフト制のリクエストは2か月前までで、ボーナスはなし。
外から見たら航空会社のスタッフに見えますが、実際は航空会社社員ではなく業務委託をされている会社ですから、航空会社社員としての位置づけは間違っているのかもしれません。
2社目も某アジア系航空会社のグループ会社B社。雇用は満期5年の契約社員。
この会社は正社員登用の試験も契約社員2年後以降にありました。
主にオフィスワークでしたが、時給ではなく固定給与で月平均手取りで20万円ほど。
こちらはグループ会社の航空券を年間4枚ほど使用できました。
A社と比べ会社が大きかったのですが、B社の場合も航空会社社員という位置づけは異なります。
3社目は某アジア系航空会社本体の社員での採用
3社目に入社したのが某アジア系航空会社C社。
雇用状態は契約3年、その後正社員へ自動的に切り替わるシステム。
C社は今までの2社と大きく違ったのは、航空会社本体の社員での採用ということです。
給与は手取り23万円程。
自社便はもちろん、いわゆる業界用語のZED IDもしくはIDチケットは使用できました。
C社では新卒採用は一切行っていませんでした。
なので、社員の全員が中途採用の業界経験者です。
外資系航空会社の社員として働くためには、新卒採用で入ることはかなり厳しいですね。
なぜなら、外資系航空会社として入社したところで上記で述べたように経験者ばかりのため、日系会社のような手厚い座学などはありません。
私が働いていたC社ではトレーニング月間などなく、入社した当日からお客様の前に立たされ、レップ業務をこなしていました。
外資系航空会社の社員が行うのはレップ(REP)業務
空港で働く外資系航空会社の社員は、主にレップ(REP)と呼ばれる業務を行います。
レップ(REP)とはrepresentative(レプレゼンタティブ)のことで、代表者・代理人・代行者という意味があります。
航空業界の場合、空港に派遣されて現場監督のように「責任者」という立場の業務を行います。スタッフの指導をしたりイレギュラーがあった場合の最終決定・クレーム対応など様々な業務をこなすわけですね。
外資系航空会社のGSとして入社した社員は、空港のみなさんが見るようなチェックインを行ったりゲートにいたりしないのが、今現在の外資系航空会社社員です。
外資系航空会社でチェックイン業務やゲート業務を行いたいのであれば、外資系航空会社に入るのは間違いでしょう。
外資系航空会社の社員になる道のりは、簡単ではありません。ありとあらゆる知識、そしてなんといっても語学力は重要です。