GSを本格的に目指そうと決意したのは、高校2年生の終わり頃でした。
進路について真面目に考えなければならない時期になった時、既に夢はGSとはっきり見えていました。なので、勉強する為の進学先について悩むというよりは、GSになる為の進学先を探しているといった感じでした。
航空業界で働きたいと思った理由(志望動機)
なぜGSなのか?面接でも何度も聞かれた志望動機そのものですが、本当に「空港が大好き」だったからです。
祖父母の実家に行く際にいつも利用していた飛行機。
幼い頃の記憶ではありますが、当時利用していた福岡空港の展望デッキからの光景を今でも思い出します。
管制塔や、ターミナルビルから飛行機へと繋がっているボーディングブリッジ・・・。
そして、当時はJAL/JASが合併する前のJASがまだ東亜国内航空と呼ばれていた時代で、よくJASを利用してちびっこひとり旅を利用していました。
妹と二人だけで搭乗する際にお世話になったお姉さん。
それがGSへの憧れの原点になっているのではないでしょうか。
子供二人だけの不安だらけの旅。そんな不安をかき消してくれるかのように、出発地でも目的地でもずっと手を繋いでいてくれた優しいお姉さん。目的地の到着ロビーで待っているおばあちゃんのところまで連れて行ってくれました。
特に「こんな体験があって、こう感じたから」というものはありません。
これらの全ての記憶が、成長してもずっと頭の片隅に漠然と残っていて、気が付けば自然と将来の夢になっていたのです。空港に、GSに一目惚れしたような感じです。
進学先は迷った結果専門学校へ
GSを目指すと決めた当時、幸いにも英語については得意科目でした。とは言っても、ずば抜けたスピーキング能力がある訳でもなく単に成績が良かっただけの話です。
まずは大学受験して語学を更にスキルアップさせ、それからGS?それとも、近道して専門学校でみっちりGSについて学んで2年後にGS?ギリギリまで悩み抜きました。結局は専門学校も入学枠を確保し、4年制大学も受験、合格。最終的に専門学校を選びました。
面接で志望動機を伝えるのに苦戦
実際、GSを目指したきっかけ(志望理由)を面接でどう伝えるかについてはかなり苦戦しました。それでも、空港という空の玄関口に対する思いや、なぜCAではなくGSになりたいのかという思いははっきりしていたので、気持ちを込めて話す事に専念しました。
単に飛行機を見るのが好きなだけでも、伝え方次第では立派な理由。
大好きな場所(空港)で、大好きなもの(飛行機)を身近に感じながら、憧れの女性像の存在(GS)を通して自分を成長させたかったから。最終的にはこうまとまります。
「空港でキャリーを引きながら歩いている美人なCAさんを見て自分もCAになりたいと思った」と話していた友人がいました。彼女もきっと、そのCAさんの姿に一目惚れしてしまったんでしょうね。そして、彼女はそれをそのまま面接試験で話したようです(笑)
みんな思ってそうな事を言っちゃって大丈夫なの?と正直思いましたが、見事にCAになりました。どういう伝え方をしたのかは知りませんが、きっと熱意が伝わったんでしょうね。
この業界を目指す一番最初のきっかけとなった思い出は大切にして下さい。
入社面接でも、そしてこの業界で見事働く事ができて壁にぶち合って挫けそうになった時にもきっと役に立つと思います。