JALの最終選考は、個人面接(役員3名:受験生1名)、英語面接(ネイティブ1名:受験生1名)、体力測定&身体測定がありました。
体力測定&身体測定は面接とは別日程なので、実質2日間にわたって行われます。
最終選考までの選考との違い
皆さん最終面接が一番緊張するイメージでしょうか?
もちろん合格への期待も高まりますし、面接も個人なので緊張すると思います。けれど、個人面接=他の受験生のことを気にせずアピールできる場。
集団面接は自分ばかり話してはいけない、回答がかぶったら嫌だな、など他の受験生に気を遣いました。
逆に最終面接はじっくり自身の考えを聞いてもらえるので、最も面接官との距離が近く、後から振り返っても「伝え切れた!」と感じた場でした。核心をついた質問にも冷静に答えられるよう、再度エントリーシートを見直しましょう。
面接官はラスボス!?
最終選考となると、一次面接のような和やかムードは一転。
面接官はラスボス感が全面に出ています。
インターネット上で他の面接体験記を拝見しておりますと「和やかムードでした!」など書いてあることもありますが、いやいやいや。
航空会社の役員、例えば何百人という客室乗務員を束ねる役割を担う方ですよ。想像しただけで半端ない(一度使いたかった)オーラが出ていそうですよね。
ドアを開けた瞬間、「なるほど~!THE!役員さんですね~!想像を裏切らないですね!」って心の中で叫んでしまいました。
でも実際に入社後話してみると優しい方だったので、とにかくビビらないことが大切です。同じ人間ですから!
[一貫して気を付ける事]
一次面接から変わらず身だしなみを整えることは大前提です。
最終面接まで進めているということは、他の受験生のレベルも高く印象が良い方ばかりです。
その空気に飲まれないようにするためにもしっかり整えてください。また、個人面接なので所作もかなり見られています。
ドアの開け閉めから、カバンの置き方、椅子に座るときの足さばきなど雑にならないように気をつけてください。
面接官の様子、質問されたこと
どのグループに当たっても、女性面接官は必ずいます。
役員クラスの女性は同性を見る目が特に厳しいので、落ち着いたトーンの声で話すことを心がけましょう。
Q:正社員の安定したお仕事がありながら、辞めてまで弊社を希望する理由をお聞かせください。
→既卒受験は、ここを突っ込まれることは多いと思います。特に大企業や安定した仕事の方は本当にいいの?と思われるようです。
ここは確固たる信念をもって返しましょう。JALやCAの仕事を志す理由を伝えるチャンスです
Q:持っている資格について
→前職のアパレルに勤めの時に取得したフィッティングアドバイザーという資格はどういうものか、と興味をもって頂きました。
日本赤十字社の救命の資格も書いておいたのでさりげなくアピールにもなりました。
Q:厳しい状況にある弊社についてどう思うか
(私が受験した時は会社の経営が厳しめでした)
Q:前職において印象に残った接客、失敗談のエピソード
(失敗やミスに真摯に向き合う姿勢、それをどう次に生かしたか、が大切)
Q:最後に質問事項や、言い残したことはありますか
この最後に言い残したこと
これを、特にございません、とスマートに答えるか
なんでもいいから質問してみるか
言い残した想いを簡潔に述べるか
難しいところだと思います。正解はありません。
ただ間違いなくNGなのは・・・
- 朝から晩まで面接でお疲れの面接官に対してダラダラ話すこと
- 誰でも調べればわかること質問してマイナスの印象を残すこと
私は、ここで最後に熱い想いを伝える、という賭けにでました。
「御社を目指すため勤めていた会社を辞めて、仕事がなくなりました。
けれど、御社の客室乗務員を目指すための出来る限りの準備に時間を費やせたので後悔はしていません。
入社出来ましたら一生懸命頑張ります!どうぞよろしくお願い致します!」
という内容のことを伝えました。
すると、面接中クールだった女性面接官が初めて、フフフっと微笑んでくれたのでした。
あ、伝わったな。そう感じた瞬間でした。これで落ちても悔いはない、そう思ったのです。
かといって、私の経験を鵜呑みにして最後に何か一言、と言われて絶対話さなきゃいけないというわけではありません。
ここで言いたいのは、自分の言葉で心を込めて伝えるということは、相手に必ず伝わるということです。
少し詰まっても大丈夫です。
人と比べずに、JALの一員として自分は何をしたいのか、出来るのか。
なぜ客室乗務員になりたくて、その中でもJALなのか。
原点にかえって考えをまとめ、自分らしく伝えてください。
応援しています!