南方航空の乗務について:1日の流れ/広州—東京・広州—大阪便

南方航空は広州白雲空港を本拠地としている会社です。
広州は中国国内でも上海や北京と同じく一線都市なので空港も広く国際線の乗り継ぎハブ地としても知られています。

日本人CAは基本的には東京事務所採用となり、乗務路線は基本的には広州—東京、広州—大阪便がほとんど。(韓国人CAはヨーロッパ線とかも乗務しているようですが・・・)

今回は、南方航空の乗務:1日の流れについてご紹介します。

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フライトスケジュールについて

シフトは月末に翌月のシフトが出てくるのでなかなかスケジュールが立てにくいのが難点ですね。シフトが出た瞬間にスケジュールを詰め込むものだから誰かの病欠などでスケジュールが一旦崩れるとみんな大パニック!!

更にその張本人にはチクチク嫌味を言われたり・・・(笑)そこは女の世界です。
まずは、自身の体調管理をしっかり保つことも肝心ですね。

フライトスケジュールは、1回のタームが4日間で2日間日本でオフというパターンになります。

フライトスケジュール:例1

  • 1日目:羽田出発—広州行き(広州ステイ)
  • 2日目:広州出発—羽田 往復(広州ステイ)
  • 3日目:広州出発—羽田 往復(広州ステイ)
  • 4日目:広州主発—羽田 羽田で降りて他乗務員と入れ替わる
  • 東京で2日間OFF

フライトスケジュール:例2

  • 1日目:羽田出発—広州行き(広州ステイ)
  • 2日目:広州—大阪(大阪ステイ)
  • 3日目:大阪—広州(広州ステイ)
  • 4日目:広州主発—羽田 羽田で降りて他乗務員と入れ替わる

大阪ステイは実は面倒で大変

例2の大阪ステイがあるパターンは楽ですが、中国人乗務員にも人気のため、ある意味大変(笑)大量の買い物に付き合わされて通訳をさせられるので本当に面倒なのです。

もちろん、私は疲れてるから!と言ってそそくさとホテルに戻る塩対応の同期もいますが、あちらも負けずにお誘いをしてくるのでついついついて行ってしまったら2時間、3時間・・・平気でショッピングするので、付き合わされたこちらは大変です。

しかも、正直めちゃくちゃな注文も多いですから!!

ある時は、機長に頼まれて雛人形の7段セットを日本で買いたいと言われたり、ONE PIECEのフィギュアをどうしても買いたいと言われたり・・・

夜の21時に関空について翌日の朝には出発するのに、空港で雛人形は買えないだろ?
しかも、その時は時期外れの真夏・・・。

日本人ならいちいち言わなくてもわかるようなことなのに、拙い中国語で買えない理由を説明しなくてはなりません。

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ステイ先ホテルでの過ごし方


さて、広州ステイの際は空港近くの南方航空のホテル・広州南航明珠大酒店(サザンエアラインズパールホテル)にステイします。

先輩の話を聞くと当時は2人1部屋だったらしくそれが苦痛だったとのこと。
最近は1人1部屋になりかなり快適に過ごせます。

確かに、先輩と2人部屋は気を使うことは間違いないですし、便によってはお互いの生活時間が異なるので熟睡なんてできません。

朝ごはんも食べ放題形式中華や天津も豊富で朝からがっつり食べるCAも多い!
私は、パンやコーヒー、フルーツで軽く済ませます。

離陸時間の2時間前にホテルから歩いて本社に移動。(10分程度)
ホテルからバスもありますが丁度良い時間に来ない場合も多い為歩いた方が早い!

本社に到着してからの流れ

本社に着いたら日本人クルーがその日の医薬品BOXを受け取り、ブリーフィングに参加。
担当常務区域や設備の確認をします。

パーサーによっては突如質問形式で、この消火器は何列目に入ってる?とか聞かれて答えられないとお叱りを受けるなどもあるので、事前にチェックは必須です。
まぁ、大抵のパーサーは中国ならではの緩さ?適当さもありのほほんとブリーフングが終わるけれど・・・。

ブリーフィングが終わったらクルー全員空港に移動。
パスポートを安全員(中国ならではの機内警備員)に渡してから自分自身の安全検査。

クルーだとしても安全検査は厳しく行われます。特に化粧ポーチの中の携帯ハサミや爪切りなどは必ずひっかかるので事前に出しておきましょう。

広州の空港はとにかく広いので朝からとにかく歩きます。
テクテク早歩きでクルーの一団に置いて行かれないように必死でついていきます。
成田帰国の日は荷物も多いので朝から重いスーツケースを引きづり重労働ですw

いよいよ機内搭乗です。
搭乗後の詳しい流れについては、次回改めてご紹介します。

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