CAが不眠症になってしまう最も大きな原因は、2つあると言ってよいでしょう。
それは、不規則な生活とストレスですね。
ありがちな不眠症の原因と、改善方法についてご紹介します。
ハードな仕事で不眠症で悩んでいる人が多い
CAの場合、フライトに合わせて勤務時間が決まるため、生活リズムが狂うことで不眠症の引き金になります。特に国際線の場合、拘束時間が20時間以上なんていうのはザラで、仮眠も数時間しかとれないことも・・・時差があるために、昼夜逆転の生活になってしまうのもつらいものです。
海外旅行から帰宅した際に、時差ボケでしんどい思いをしたことはありませんか?
頭がボーッとして、普通の生活リズムで元気に過ごせるようになるまでに多少時間がかかったりしますね。
そして、仕事のストレスもかなり多いです。
忙しく大変な仕事内容・お客様とのやり取り・女性ならではの複雑な人間関係など、ピリピリ神経をすり減らすことも多いのです。
不規則な生活で眠れない→ストレスになる→さらに眠れない→元気に働けない→ストレスになる
このように、悪循環が続くことになります。
不眠症を治すためには、体内時計の乱れを整え、ストレス発散することが大切です。
ストレス発散方法は性格によっても変わりますし、CAの不規則な生活は仕事により変えることができません。だからこそ、まずはできることから始めると良いでしょう。
太陽の光を浴びて体内時計をリセット
朝起きたら、カーテンや窓を開けて太陽の光を浴びましょう。
朝の太陽の光を浴びると、メラトニンというホルモンの分泌が抑えられます。
このメラトニンとは、睡眠ホルモンと呼ばれているホルモンで、眠りを誘う作用があります。
太陽に光を浴びることでメラトニンの分泌が止まり、体内時計がリセットされて活動的に行動できるようになります。体内時計が整い、日中にしっかり活動することで夜にしっかり寝れるようになります。
暴飲暴食をせずバランスの良い食生活を
質のよい睡眠を得るためには、食生活も重要です。
バランスの良い食事を意識して摂取することにより、睡眠に関連する物質の分泌を増やしたり、イライラを抑える働きでストレスを解消することができます。
例えば、睡眠に必要な成分であるセロトニンは、トリプトファンを摂取することで増やすことができます。そのトリプトファンは、肉類・マグロやカツオ、ナッツ類・大豆などに含まれています。
また、睡眠の質を高める働きをするグリシンという成分があり、甲殻類・肉類に含まれています。
イライラ・ストレス解消に役立つ成分といえば、カルシウムやビタミンCがあるでしょう。
特にビタミンCを寝る前に摂取すると、ストレスホルモンであるコルチゾールが減ります。
性格も環境も人それぞれです。ハードな仕事をしながら規則正い生活をしたり、ストレス解消することも難しいでしょう。
だからこそ、自分ができることを始めてみるといいですね。