さあ、3回にわたって書いて参りました「2018年再雇用受験レポート」ですが、今回がヤマでございます!
前回までのレポートでは、周りの受験生の様子・JALの一時面接で使われる施設について・一次試験で聞かれた質問事項について記しております。
JAL既卒受験を目指す方必見!!2018年再雇用受験レポート【1】
JAL一次試験:面接編!2018年再雇用受験レポート【2】
質問事項まで書いたのでもう終わり!とはなりませんよ~!質問に対して受験生がどう答えたか、その返答に対して面接官がどうリアクションしたか、気になりますよね!
面接に挑んだ元同期Yちゃんがどのように答えたのか!
そしてその時の面接官の反応やいかに??
そして、私(筆者)ならこう答える→皆さんだったら・・・
そんなアドバイスをして進めていこうと思います。
必ずこう答えてください!というわけではございませんので、参考までに拾えるところがあれば幸いです。
一次面接なのに、いきなり個人面接
今回は一次面接から個人面接!という話は前回も触れましたね。
面接官は女性2名だったそうです。
私の経験上、新卒や既卒の面接は男性1:女性1の場合が多いですので珍しいですね。
どの面接も、一人の面接官が質問をし、もう一人の面接官がメモを取るというパターンが多いですが、両方の面接官に対して話をする、目配せをすることが必要です。
複数の友人と話すときなど、特定の友人としか目を合わせずに話す人ってたまにいませんか?
あれって失礼ですよね。日ごろから皆さんも話すときの視線に気をつけてみてくださいね。
質問は主に5つでした
① 自己紹介をしてください
集団面接で自己紹介と言われた場合、1分で、とか30秒で!と指定されることがあります。
今回は特に制限時間を指定されることはなかったそうですが、個人面接であってもダラダラと話すことはNGです。
- 名前
- 住んでいる場所
- 家族(結婚をしていて子どもがいるので自己紹介の時点で明かしたそうです)
- 今やっている仕事
Yちゃんはこれらについて話したそうですが「ちょっとコンパクトにまとめすぎたかも」と振り返っていました。
個人的には、自己紹介は短すぎたかな…くらいのボリュームでいいと思います。
なぜなら会話はキャッチボールなので、あとから面接官はエントリーシートやその自己紹介を聞いて「もっと聞いてみたいな」と思うところを聞いてきますので。
自己紹介→30秒バージョン
自己アピール→1分バージョン
志望動機→1分バージョン
というように、皆さんも自分の文章を時間で測って用意、練習しておくといいですよ。
② 現在の仕事について聞かせてください
YちゃんはCA時代の経験を生かして企業専属のマナー講師の仕事や、カウンセリングの勉強をして個人で講座を開いている子です。
ちょっと話はそれますが、「CAって退職すると潰しがきかない」と聞くことがありますが、実際そんなことはなくて色々な道で活躍している同期や先輩が多いです。
元々CAになる人はバイタリティがあってタフ・好奇心旺盛な人が多いので起業している人も多いです。
彼女は自身の仕事を説明するときに、「個人事業主として・・・のような活動をしています」と説明をしたところ、少し面接官の方の表情が曇ったそうです。
個人事情主として働いているのは事実なので、そのものの表現は不適切ではないと思います。
ただ、その後の質問の際に「個人事業主としてお仕事をされ、順風満帆なのですね~」「ご自身で起業するなんてすごい行動力ですね~」とコメントされてしまったそうです。
既卒受験の方でも、このようなシーンはあるかもしれません。
例えば、世間的に安定したイメージを持たれている職種・名の知れた大企業に勤めている・手に職を持って働いているなど。
「そんな立派なお仕事に就いていらっしゃるのに」という見方をされることはあります。
いや、それでもCAになりたいから受けに来ているのですが・・・
それでも御社のCAになりたいんです!と叫びたい気持ちわかります!
面接官も、意地悪で言っているわけではないのです。
それでもうちに来たいと思ってくれる理由はなんだろう!?と知りたいだけです。
そこは変に動揺することなくアピールできたらいいと思います。
- 今の仕事ではこのようなことを頑張っている
- その経験を御社でこのような形で生かしていきたい
営業職ならコミュニケーション力・事務職なら段取りを立てて物事を進めていく力など、CAの仕事や航空会社を掘り下げて研究して、ご自身の仕事がどう生かせるかを言葉にしておくことが必要ですね。
③ JALを一度辞めたからこそ得られたものはなんですか
こ、これはなかなか返答に困りそうですね。
再雇用ならではの質問ですね。
Yちゃんは、企業に属する形ではなくフリーで働いているのでこんなふうに答えたそうですが・・・
- 自分が何をしたいのか、自分のどのような力が社会や相手の役に立てるかを考える力
- 自分自身を律しコントロールする力
ちょっとしくじってしまったようで。
「御社の一員として働いていときは会社が守ってくれるという意識があったかもしれないが、会社を辞めるとそうはいかないので、自分を律する必要があった」というニュアンスのことを言葉にしてしまったのが失敗でした。
本音と言ったらそうでしょうし事実だとも思うのですが、ここでも面接官の表情が曇ったようです。決して会社に甘えるようなタイプの彼女ではないのですがね・・・
④ 今のお仕事を辞めてまで弊社を希望する理由はなんですか?
彼女は結婚を機に東京を出て、関西に移住して子育てをしたのですが、その際に地域に溶け込もうと頑張ったそうで。そんな話も③の質問のやりとりの際に話しました。
そのこともあって、「お話を聞いていると、Yさんは非常に明るく前向きで地域にも溶け込み、個人事業主としても活動され順風満帆のように見えるのですが・・・そのような中あえてJALでまた働きたい理由はなんですか?」と聞かれたようです。
彼女は確かに現在の講師の活動も楽しくやっていますが、人一倍JALへの愛社精神も強いので、そこは熱く「今の仕事もやりがいはあるが、やはりクルーにまた戻りたいと思う」ということを自身の言葉で伝えました。
「とても熱い想いが伝わってきました」と面接官のお二人とも感銘を受けるような表情をされたそうです。
ただ、ここは求めているのが即戦力、早くて翌月から入社してもらう再雇用面接なだけありますね。熱い想いが伝わるので合格~!となるほど甘くはありません。
「では、~さんが培ってきたことを、どんな形で生かしたいですか?」
と面接官は畳みかけてこられたそうです。
彼女は、現在コミュニケーションについても学んでいるので、入社後は将来的にクルーをまとめるようなポジションに就きたいので、そうなった際にはみんなが気持ちよく働けるような具体的な声かけがしたいと述べたようです。
⑤ 元同期との人間関係について
最後の質問は、辞めずに働き続けた同期が現在はチーフやリーダーをしている中で、新人のポジションにつくことが大丈夫か、と聞かれたようです。
大丈夫でない人はそもそも受けないと思います。
そして大丈夫でない人は、受かってもしんどいです。
既卒で入社すると、自分より年下の新卒入社のCAが先輩、ということはザラです。
CAの世界は一カ月でも早く入社をした人は先輩です。
私自身はアルバイトでもそのような関係は慣れていたので当たり前のように受け入れられましたし、Yちゃんもそこを気にするタイプではなかったので、問題ありませんと答えました。
「わたくし自身ブランクもありますし、わからないことや新しく変わったサービスについても学ばせていただきたいと思います。」と謙虚に答えたところ面接官の方はニコニコされていたそうです。
YES!
面接官だけでなく、CAのお姉さま方は素直で謙虚な方を好みます。
これは絶対!
でも質問されるってことは、そこが上手くいかなくてもめることもあるのでしょうね~。
主に5つの質問でしたが、いかがでしたか?
トータル面接の所要時間は20分程度とのことでした。
今日の内容は、同期のように答えれば完璧!というものでもなければ、それを言ってしまったら絶対NGなのか、という線引きは正直ないと思います。
- とっさに難しい質問が来た時の表情や言葉の言い回しに注意
- 日ごろから素直で謙虚さを大切にする
- 自身の仕事(アルバイト含む)がCAとしてどう生かせるか
- 自己紹介文、時間を測って準備する
などなど気を付ける点は沢山発見できますね。
どうぞご自身ならどう答えるか、考えてみられてくださいね!
3回にわたる、JAL再雇用の面接レポート、読んでいただきありがとうございました!
皆様のお役に少しでも立ちますように!