パイロットと客室乗務員の方には乗務する時間帯によって、機内食が提供されます。
国際線の時はお客様と同じ機内食だったりしますが、国内線の場合は、お弁当だったりします。国内線の場合、機内食は各空港によって提供される内容は異なりますが、価格は平均して800円~1000円以内程度のお弁当が提供されます。
なかなかの贅沢なお弁当だと思いますが、会社が用意する為何も言えず、いつも提供されるお弁当を横目で、羨ましそうにお弁当を見つめていました。給料天引きではありませんので、ラッキーな感じです。
用意されるお弁当は2種類
いつもお弁当は2種類以上が用意されます。
その理由は、1種類にすると万が一、食べ物が痛んでいたりした場合、食べた全員が食中毒になる可能性がある為、必ず、2種類以上のお弁当が用意されるのです。
乗務前にパイロットと客室乗務員は2種類のお弁当を選ぶのですが、お弁当の中身は揚げ物、焼き物や蒸し物が主なのですが、大抵、和食と洋食が用意され、どちらかを選びます。
生ものは、食中毒対策なのだと思いますが、お弁当で見たことがありません。
お弁当をくれるパイロットは天使!?
選び方は人によってまちまちです。
言わばその人の性格でお弁当が決まると言っても過言ではありません。
機長自ら最初にお弁当を選んだり、若者からお弁当を選んだりと、その時の乗務員編成で手にするお弁当は変わります。
そんなお弁当事情の中で、パイロットがたまに、「お弁当要らないから食べて」と仰ってくれる方がいるのです。私はいつもそのような方を「天使」と心の中で呟いていました。
何故か分かりませんが、乗務員のお弁当は美味しいのです。
そしてケチなようですが、節約になり、1日お得な気分になる為、天使に見えるのです。
CAがお弁当を差し出してくれる理由
パイロットの方はたまに食べてと言ってくれますが、客室乗務員は、まずそのような事はありません。女性が多いからだと推測できますが、食は離さないと言わんばかりの顔で乗務されますので。そして、何より、乗務する中での楽しみの一つなのでしょう。
しかし、ごく稀なのですが、乗務終了後にお弁当を差し出してくれる客室乗務員の方がいます。その時は、「夜食べに行くから、どうぞ」と。
ありがたいのですが、腹の中では、パイロットにおごってもらうから、要らないのでしょ、と思ってしまいます。でも本当にそうなので、間違ってはいないのです。