元GS体験談!仕事のやりがいとモチベーション

退職したからこそわかることってありますよね。
働いている間は辛くて大変だったことも、あとになって振り返ると経験して良かったと思えることは多いものです。

今回は、GSとして働いていた2名の方の体験談をご紹介します。

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体験談1:華やかに見えるが努力が必要だった

GSという仕事は、航空業界で働いてない人からは「華やかな仕事だね」と言われてました。しかし、実際は華やかさを外では見せる努力をして、裏では想像を超える努力をしていました。

私がこの仕事に就く前は、漠然とかっこよくて、華やかな仕事だと思って憧れて入社したのを覚えています。入社してからは、覚えることが山ほどあり、それに加えお客様の対応が様々であることから毎日必死でした。

仕事を楽しむというよりは、とにかく悩んで考えてこなしていく感じ。
勤務が終わっても、家で今日の出来事を振り返ってみたり、覚えることがたくさんあり勉強の毎日でした。

仕事が楽しくなって来たのは、入社して半年が過ぎた頃でしたね。
気持ちにも余裕が出てきて、お客様とのコミュニケーションも取れるようになってきました。
しかし独り立ちする分、失敗することもたくさんあり、先輩に怒られたりもしたこともありました。

目まぐるしい忙しさの中で、自分を支えていたものは、憧れだったGSの仕事に就けたことの喜びの気持ちです。

失敗したり、辛かったりした時に、いつも思い出していました。なぜ今ここで仕事ができているのか、難しい試験を通り抜けて内定をもらえたこと、その日のことを思い出して気持ちを新たにして仕事に励んでいました。

この仕事をしていていた時は、楽しいことよりも辛いことのほうが多かったように思えますが、今となってはどちらも経験してよかったと思える出来事です。

実際にもたくさんの経験をもっているほうが、お客様へ迅速に対応することができたと思います。

世界中のお客様に出会い、コミュケーションを取れたこと、そのお客様方からクレームをもらったり、ありがとうと言ってもらえたり、様々な出来事を経験させてもらえました。社会人になってからも、たくさんの勉強をさせてもらえました。

一見華やかに見える仕事ですが、自分を強く持って何事にも経験だと思う気持ちを持たせてくれたGSの仕事をやれてよかったと思っています。

体験談2:飛行機の搭乗優待券はモチベーションアップ

グランドスタッフの仕事ははっきり言って激務です。
早番だと早朝から仕事、遅番だと夜中近くまで働かなければなりません。

眠くても疲れていてもお客様の前では常に笑顔でいなければなりません。サービスに対するクレームを言われることもあれば、飛行機が欠航や遅延してカウンターに長蛇の列ができて対応しなければなりません。

重い荷物を預かってベルトコンベアーに流したり、出発時刻ギリギリに空港にやってきたお客様と一緒に搭乗ゲートまでダッシュしなければなりません。とにかく体力勝負の仕事です。

このようにグランドスタッフの仕事は大変な仕事ですが、やりがいのある仕事です。

お盆やお正月で乗りなれないお客様が多く、飛行機が満席の時、空港の空気はピンと張り詰めた緊張した空気になっています。そんな中、頑張って飛行機を定刻で出発させることができたときは何とも言えない達成感があります。飛行機を定刻に出発させるということはグランドスタッフの使命なのです。

またクレームを言うお客様が多い中、お礼の言葉をいただいたときには疲れが吹き飛びます。車いすや子供連れなどのお手伝いが必要なお客様を案内した時、当然のことをしただけなのに、とても感謝されます。グランドスタッフをやってて本当によかったと思える瞬間です。

そして何よりも仕事の原動力となっているのが、飛行機に安く搭乗できるということです。
安く搭乗できるので予約をすることができず、空席利用ということにはなりますが、平日の休みを狙えばだいたい空席はあるので搭乗できます。

90パーセント割引から無料の優待券まであります。
一人でふらっと旅行に行ったり、同期入社の友達とグルメな旅をしたり、飛行機代金が安くなっているぶん、グレードアップしたホテルに泊まってみたり、旅行好きにはたまらない優待券です。

グランドスタッフの仕事は本当に大変ですが、飛行機の搭乗優待券はモチベーションアップには欠かせないものでした。

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