近年、日本の各空港へ外資系航空会社の就航が増加してきました。
特に中国及び韓国の航空会社を筆頭に、アジアの各航空会社は、日本の幹線空港に定期便として、地方空港にはチャーター便としての運航が目立つようになりました。
外資系航空会社の運航が開始される前には、各社の担当者による事前調査が実施されます。
事前調査は英語で実施されることがほとんど
事前調査とは、空港の特性、飛行機を運航する為に必要な機材の所持状況の確認や訓練記録の確認等、安全に運航ができる体制にあるか確認されます。
そして、確認の為に空港に来られる担当者の約8割は外国籍の方で日本人が来られることは少なく、担当者との会話は英語で実施されることが殆どなのです。
実は私、英語は得意分野ではなく、むしろ苦手でしたので、最初の何回かは緊張しながら、たどたどしい英語で何とか会話している状況でした。それよりも、こんなに英語が苦手な私を担当者に指名する上司はどうかと思っていましたが。もっと流暢に話せる職員もいるのに何故?といつも思っていました。
また、アジア系の方は英語のなまりがあり、更に分からない事もしばしば。それでも対応を続けているうちに、耳が英語に慣れてきて何となく普通の会話ができるまでになりました。少しだけ上司に感謝です。
英語が通じない場合が大変!
私が唯一お互いに英語が通じず、お互いに翻訳サイトで変換した文字を見せながら何とかコミュニケーションをとったことがあります。その時ばかりは本当に理解されているのだろうか不安で、その場から逃げ出したい気持ちでいっぱいになり、同時に焦っていました。
今となってはお恥ずかしい話ですが、なまりが酷い担当者で、話している内容が英語なのか全く分からなかったのです。
何とかジェスチャーや絵を書いたりして理解してもらおうと努力しましたが、理解が得られた感じはなく、どうにもならなくなった為、お互いにパソコンで翻訳サイトを使って文字で会話することに。
すると簡単に意思の疎通を図ることができ、何故かその事にお互いに感動し、ハイタッチする始末(笑)その場の対応は無事に終了しました。
その後、日本滞在中は毎日食事を一緒にすることになり、そのうちにプライベートの話が主になっていました。不思議なことにプライベートの話は英語が通じるのでした。